マーケット情報
国内株式
-
- 2025/5/9 14:18 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均は上げ幅拡大 海外勢の先物買い続く
- <NQN>◇東証14時 日経平均は上げ幅拡大 海外勢の先物買い続く
9日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日比540円ほど高い3万7400円台後半で推移している。上げ幅は一時600円を超えた。円安進行を背景にした海外勢の株価指数先物への買いが続いているほか、日経平均が節目の3万7000円を上回った後も上昇基調を維持したとあって売り方の買い戻しも巻き込んで日経平均を押し上げているようだ。
米英両政府は8日に貿易協定を締結することに合意したと発表し、同盟国である日本との交渉進展期待も高まっている。米国は英国から輸入する自動車に低関税輸入枠を設けるなどする方針だ。
市場では「米英の交渉成立と同様に日本にも自動車などに対する関税措置が緩和される方向で議論が進めば、これまで売り込まれていた銘柄に見直し買いが入りそうで、日本株がここからさらに戻りを試す原動力になる可能性が高い」(りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一チーフ・ストラテジスト)との指摘があった。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆8393億円、売買高は18億2974万株だった。
TDKや日東電などの電子部品株が引き続き買われているほか、バンナムHDやソニーGも高い。一方、今期の連結純利益の見通しが市場予想に届かなかった三井不や三菱重が売られているほか、中外薬や第一三共も下げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 13:02 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は高値圏で推移 売り方の買い戻しも
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は高値圏で推移 売り方の買い戻しも
9日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は高値圏で推移し、前日比500円ほど高い3万7400円台前半で推移している。9日の外国為替市場での円安進行を受けて、日本株の戻りに期待した投資家の先物買いが日経平均を押し上げているようだ。
日経平均はこのところ節目の3万7000円を前に失速していた。市場では「日経平均が3万7000円を上回ったことで海外短期筋のショートカバー(売り方の買い戻し)を誘発している面もある」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との指摘があった。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約534億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆9561億円、売買高は13億4947万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やファストリが買われ、TDKや日東電も引き続き高い。一方、前引け後に決算発表した川重が下げに転じ、任天堂やコナミGも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 11:53 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸、549円高 自動車株買われる
- <NQN>◇東証前引け 日経平均は続伸、549円高 自動車株買われる
9日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比549円95銭(1.49%)高の3万7478円58銭だった。取引時間中として3万7000円を上回るのは3月28日以来となる。米関税政策への懸念が薄れて8日の米株式相場が上昇し、日本株にも買いが優勢だった。9日の東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=146円台まで円安・ドル高が進むなか、トヨタやホンダなどの自動車株も買われた。
米英両政府が8日、2国間の貿易協定を締結することに合意したと発表し、同日の米株式市場でダウ工業株30種平均は上昇した。トランプ米大統領が中国に対して課している145%の関税を50%まで引き下げることを検討しているとも8日に伝わり、米中の貿易摩擦が激化するとの懸念もいったん後退している。
市場では「高い関税率が各国・地域との交渉を有利に進めるための手段というトランプ米政権の『本音』がみえた格好だ。米英の交渉成立と同様に、米国の同盟国である日本とも妥協点を模索するとの見方が広がっている」(マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。中国に対しても米中の景気悪化を避けるため、対象品目の絞り込みや関税率の引き下げが期待されている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは39.28ポイント(1.46%)高の2738.00だった。JPXプライム150指数は反発し、16.39ポイント(1.37%)高の1212.31で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆6636億円、売買高は11億8322万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1386と全体の8割を超え、値下がりは212、横ばいは37だった。
親子上場の解消を進めるNTTや三菱商が上昇した。ソフトバンクグループ(SBG)やファストリも買われた。一方、前日に決算発表した任天堂が下落したほか、中外薬や大塚HD、アステラスなどの医薬品株の下げが目立った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 10:16 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均は上昇一服 NTTデータが急伸
- <NQN>◇東証10時 日経平均は上昇一服 NTTデータが急伸
9日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上昇が一服し、前日比350円ほど高い3万7200円台後半で推移している。8日の米株高や円安進行を背景にした日本株買いが続いている。NTTが8日に完全子会社化を発表したNTTデータが急伸しており、日経平均を押し上げている。
三菱食品の完全子会社化を前日に発表した三菱商も高い。市場では「アクティビスト(物言う株主)からの圧力が強まり、ほかの企業でも親子上場の見直しが進むとの期待が高まっている」(アイザワ証券の坂瀬勝義エキスパート)との指摘があった。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆7733億円、売買高は7億2717万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなどの値がさ株が引き続き買われているほか、TDKや日東電などの電子部品株も高い。一方、ニデックのTOB(株式公開買い付け)撤回発表を受け、牧野フが急落している。中外薬や大塚HDも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 09:19 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均続伸し3万7000円上回る 米株高と円安で
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均続伸し3万7000円上回る 米株高と円安で
9日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日に比べ380円ほど高い3万7300円台前半で推移している。上げ幅は一時400円を超えた。取引時間中で心理的節目の3万7000円を上回るのは3月28日以来。8日の米株式相場の上昇や、9日の東京外国為替市場での円安進行を背景に日本株に買いが入っている。
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は0.61%上昇して終えた。米英の関税交渉が成立したのに加え、米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待が投資家心理の支えとなった。9日の東京外国為替市場では円相場が一時1ドル=146円近辺まで下落した。同日の東京市場では、輸出採算改善期待からトヨタやホンダなどの自動車株が上昇している。
一部の米メディアが8日に「トランプ米政権は早ければ来週にも中国からの輸入品に対する145%の関税を50%まで引き下げる計画を検討している」と報じた。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「米中関係の緊張が緩和に向かうとの期待を高める内容で、世界の景気敏感株である日本株にとってプラス材料」と指摘する。米英の関税交渉が成立したことにも触れて「合意の先例ができたことで日米の貿易交渉も進展するとの見方につながりやすい」と話していた。
東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなどの値がさ株が上昇しているほか、東エレクやアドテストなどの半導体関連も高い。一方、コナミGやバンナムHDが売られ、武田やアステラスなどの医薬品株も下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 15:46 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均は反発 米関税交渉の進展期待、半導体関連高い
- <NQN>◇東証大引け 日経平均は反発 米関税交渉の進展期待、半導体関連高い
8日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比148円97銭(0.41%)高の3万6928円63銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過した安心感などから前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが先行した。朝高後は下落する場面もあったが、米関税政策を巡る各国・地域の交渉が進展するとの期待が高まり、日経平均は再び上げ幅を拡大した。
東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が日経平均を押し上げ、上げ幅は一時200円近くに達した。トランプ米大統領は7日、貿易協定に関する記者会見を米東部時間8日午前10時(日本時間同日午後11時)に開くと明らかにした。相互関税を巡る交渉の第1弾の合意とみられ、米一部メディアは英国との合意だと報じた。ニュースのヘッドライン(見出し)に反応した海外の投機筋などが、日経平均先物にも断続的な買いを入れたとの見方が多い。一方、節目の3万7000円が接近してきたとあって、利益確定や戻り待ちの売りも目立った。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「貿易協議の進展は投資家心理の一定の安心感にはつながったようだ」との見方を示した。そのうえで、山口氏は「日経平均はまだ不安定な印象を受けるが、日米や米中の関税交渉を巡る前向きな材料が出れば日経平均は3万8000円を目指してもおかしくはない」と話した。
外国為替市場で円相場が1ドル=144円台前半まで円安・ドル高が進行したことも相場全体の支えになった。
東証株価指数(TOPIX)は10日続伸した。終値は2.56ポイント(0.09%)高の2698.72だった。2017年10月6日~24日以来の連騰記録。JPXプライム150指数は10営業日ぶりに反落し、0.74ポイント(0.06%)安の1195.92で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆4795億円、売買高は19億1142万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は875。値下がりは688、横ばいは72だった。
富士フイルムやディスコ、伊藤忠が上げた。一方、バンナムHDや中外薬、トヨタは下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 14:06 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均は高い水準で一進一退 アドテストは後場一段高
- <NQN>◇東証14時 日経平均は高い水準で一進一退 アドテストは後場一段高
8日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は高い水準での一進一退。前日比150円ほど高い3万6900円台前半で推移している。前日の米半導体株高を受けて、引き続き東エレクなど値がさの半導体関連株が買われており、日経平均を押し上げている。アドテストは後場一段高。半面、心理的節目の3万7000円近辺に近づく場面では利益確定目的の売りが出やすく、日経平均の上値を抑えている。
前場中ごろからの日経平均の強含みは、米関税政策を巡る各国との交渉進展への期待を背景とした先物買いがけん引しているとの見方が多い。トランプ米大統領は7日、貿易協定に関する記者会見を米東部時間8日午前10時(日本時間同日午後11時)に開くと明らかにした。相手国は英国とみられるが、東海東京インテリジェンス・ラボの安田秀太郎マーケットアナリストは「貿易協定の進展自体はポジティブだが、日本株への影響は限定的。日本株の上昇には中国と日本に関する関税政策の良いニュースが必要」との見方を示した。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆0627億円、売買高は12億7164万株だった。
レーザーテクが後場一段高。IHIやOLCも高い。一方、大塚HDや日東電が後場一段安。任天堂も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 12:49 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は上げ幅拡大 米株先物が上昇
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は上げ幅拡大 米株先物が上昇
8日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日比150円ほど高い3万6900円台ときょうの高値圏で推移している。後場寄りのタイミングで海外短期筋とみられる株価指数先物への買いが改めて膨らみ、日経平均を押し上げた。日本時間8日午後の取引で、主要なハイテク株で構成する米ナスダック100指数の先物「Eミニ・ナスダック100」など米株価指数先物や、アジア各国・地域の株価指数が上昇していることが投資家心理を一段と強気に傾けている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約28億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆2647億円、売買高は9億8699万株だった。
エムスリーや協和キリンが上げ幅を広げている。フジクラも高い。一方、バンナムHDや中外薬が下げ幅を広げている。任天堂も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 11:48 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均は反発 米関税交渉を巡る進展期待が追い風に
- <NQN>◇東証前引け 日経平均は反発 米関税交渉を巡る進展期待が追い風に
8日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比83円49銭(0.23%)高の3万6863円15銭だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の無難通過を受けた前日の米株高や、米関税政策を巡る他国・地域との交渉進展期待が日本株を押し上げた。半面、日経平均は足元で一方的な上昇を続けてきたため、朝高後は利益確定目的の売りに押されて軟調に推移する場面もあった。
7日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要3指数が上昇した。米連邦準備理事会(FRB)は7日までFOMCを開き、3会合連続で利下げを見送ったが、想定内との受け止めが多かった。米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級の協議に入ることが決まり、米中関係の改善を期待した買いも追い風となり、半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇が目立った。東京市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が買われ、日経平均を押し上げた。
大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジストは「大型連休の上昇がかなり急ピッチだったので、利益確定目的の売りが出ている。半面、日経平均先物は強含んでいるのはトランプ米大統領が『非常に高く評価されている国との主要な貿易協定について発表する』と表明したことから、投機筋による買いが入っているようだ」と指摘。きょう午後については、米関税政策を巡るニュースのヘッドライン(見出し)やトヨタの決算発表の結果を受けて、引き続き方向感に欠く展開を見込んでいた。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。前引けは4.80ポイント(0.18%)安の2691.36だった。JPXプライム150指数は反落し、2.55ポイント(0.21%)安の1194.11で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9919億円、売買高は8億5100万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は534。値下がりは1042、横ばいは58だった。
レーザーテクや信越化、メルカリが上げた。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やアステラス、大塚HDは下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 10:09 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均は一進一退 利益確定売り、投機筋の先物買いは支え
- <NQN>◇東証10時 日経平均は一進一退 利益確定売り、投機筋の先物買いは支え
8日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日の終値(3万6799円)を挟んでの一進一退。前日比50円ほど安い3万6700円台前半で推移している。連休前の2日まで7日続伸していたこともあり、心理的的節目の3万7000円に近づく場面では利益確定目的の売りや戻り待ちの売りが出ている。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)など指数寄与度の大きい銘柄への売りが重荷となっており、下げ幅は一時150円を超えた。
半面、前日の米半導体株高を受けて東エレクやアドテストなど半導体関連株が買われ、下値は堅い。米関税政策を巡る交渉で一部の国との合意が近いとの見方から、海外投機筋による株価指数先物への買いも続いている。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆2810億円、売買高は5億5384万株だった。
コナミGや任天堂、中外薬が下げ幅を拡大している。一方、横河電やメルカリ、野村総研が上げ幅を広げている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 09:14 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は反発 FOMC結果受けた米株高で、半導体関連高い
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均は反発 FOMC結果受けた米株高で、半導体関連高い
8日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発で始まり、前日に比べ100円ほど高い3万6800円台後半で推移している。米関税政策を巡る米中の緊張が和らぐとの見方が前日に続いて好感されているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の通過を受けて前日の米株式市場では主要3指数が上昇した流れを受け、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが先行している。
7日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要3指数が上昇した。米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級の協議に入ることが決まり、米中関係の改善期待から主力株を中心に買われた。米連邦準備理事会(FRB)は7日までFOMCを開き、3会合連続で利下げを見送った。市場では「ほぼ予想通りの内容」と受け止められ、パウエル議長の会見も無難だったとの受け止めから買い安心感が広がった。半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇が目立ったことから、東京市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株に買いが先行している。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
NTTデータは買い気配。リクルート、ディスコが上昇している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やソニーG、富士フイルムが下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 15:57 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均、8日ぶり反落 円高重荷 TOPIXは9日続伸、4年2カ月ぶり長さ
- <NQN>◇東証大引け 日経平均、8日ぶり反落 円高重荷 TOPIXは9日続伸、4年2カ月ぶり長さ
7日の東京株式市場で日経平均株価は8営業日ぶりに反落し、終値は前営業日比51円03銭(0.14%)安の3万6779円66銭だった。東京市場が祝日で休場だった6日の米株式相場が下落した。日本が連休中の外国為替市場で円相場は大幅に円高・ドル安方向に振れ、きょうの東京市場でも一時1ドル=142円台に上昇した。主力の輸出関連株に積極的な買いが入りづらく、相場全体の重荷となった。一方、米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級協議をスイスで開くと発表した。米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待から上昇する場面もあったが、買いの勢いは続かなかった。
トランプ米大統領は日本の大型連休中に医薬品に対する関税措置を2週間以内に発表すると明らかにしたほか、外国で制作される映画に対して100%の関税を課す考えを示した。これを受け、きょうの東京市場では医薬品株や映画関連株への売りが目立った。とくに下げがきつかったのが医薬品株で、東証プライム市場の業種別株価指数の騰落率ランキングで下落率首位となり、2.73%安で取引を終えた。日米両政府は1日に関税交渉の第2回会合を開いたものの、自動車産業については双方が譲れない展開となり、交渉が膠着しているとの見方も売りを促した。
日経平均は朝方は上昇して始まり、上げ幅を100円超に広げる場面があった。トランプ米政権は日本時間7日朝、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が今週スイスを訪問し、中国と貿易問題を巡る協議をすると発表。米中交渉の進展期待から株価指数先物に買いが入った。ただ、買い一巡後は売りに押される場面が目立った。SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「米中関税交渉が始まること自体は投資家心理の支えになったが、交渉過程で具体的な関税率の引き下げ幅が見えてこない限り、投資家が積極的に買い進む雰囲気は広がらないだろう」と話した。
日本時間8日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えているとあって投資家の様子見姿勢も強かった。市場では、今回のFOMCで政策金利の据え置きを予想する声が多い。米政権の関税政策で米景気の先行きやインフレ再加速への懸念が広がっており、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が今後の金融政策に対してどのような発言をするかに関心が集まっている。結果を見極めたいとの雰囲気から、前営業日の終値(3万6830円)を挟んで方向感に乏しい展開が続いた。
東証株価指数(TOPIX)は9日続伸した。9日続伸は2021年3月9日~19日の9日続伸に並ぶ4年2カ月ぶりの長さ。終値は8.38ポイント(0.31%)高の2696.16だった。JPXプライム150指数は9日続伸し、1.99ポイント(0.17%)高の1196.66で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆9187億円、売買高は21億5494万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は550。値上がりは1035、横ばいは50だった。
ファストリや信越化、ソニーGが安い。中外薬や第一三共、エーザイなど医薬品株が下落した。トヨタやホンダ、SUBARUが売られた。一方、東エレクが高い。KDDIやニトリHD、東京海上が上昇した。三菱商や丸紅、JALが買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 14:07 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均、小高い FOMC控え様子見強く
- <NQN>◇東証14時 日経平均、小高い FOMC控え様子見強く
7日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は小高い。前営業日比30円ほど高い3万6800円台後半で推移している。日本時間7日午後の取引で米株価指数先物が引き続き上昇し、投資家心理の支えになっている。もっとも日本時間8日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えているとあって、投資家の様子見姿勢は強い。持ち高を積極的に傾ける動きは限られ、方向感に乏しい展開が続いている。
市場では、今回のFOMCで政策金利の据え置きを予想する声が多い。トランプ米政権の関税政策で米景気の先行きやインフレ再加速への懸念が広がっており、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が今後の金融政策や米景気に対してどのような発言をするかに関心が集まっている。結果を見極めたいとして、積極的な買いは手控えられている。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆550億円、売買高は13億3008万株だった。
東エレクやソフトバンクグループ(SBG)が高い。KDDIやニトリHD、エムスリーが上昇した。三菱商や丸紅、JALが買われた。一方、テルモが下げ幅を拡大。ファストリやソニーGが下落した。中外薬や大塚HD、エーザイなど医薬品株が引き続き売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 12:59 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は小動き 戻り待ちの売り、米株先物の上昇は支え
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均は小動き 戻り待ちの売り、米株先物の上昇は支え
7日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前営業日の終値(3万6830円)を挟んで小動きとなっている。引き続き米関税政策の不透明感を背景にした外国為替市場での円高・ドル安基調が重荷になっている。日経平均は連休前の2日まで7日続伸し、この間に2600円あまり上昇したとあって、戻り待ちや利益確定目的の売りが出やすい。一方、日本時間7日午後の取引で米株価指数先物が上昇している。アジア各国・地域の株価指数も総じて堅調で、東京市場でも投資家心理の支えとなっている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約262億円成立した。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆5113億円、売買高は11億27万株だった。
アドテストが後場に下げ幅を拡大した。ファストリや中外薬、大塚HDが下落した。トヨタやホンダも売られた。一方、東エレクが後場一段高。KDDIやソフトバンクグループ(SBG)が上昇した。三菱商やニトリHDが買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 11:45 国内株式 <NQN>◇東証前引け 日経平均、反落 円高や米株安が重荷 医薬品株に売り
- <NQN>◇東証前引け 日経平均、反落 円高や米株安が重荷 医薬品株に売り
7日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前営業日比16円91銭(0.05%)安の3万6813円78銭だった。東京市場が祝日で休場だった6日の米株式市場で主要3指数がそろって下落した。日本が連休中の外国為替市場で円相場は大幅に円高・ドル安方向に振れ、きょうの東京市場でも一時1ドル=142円台に上昇した。主力の輸出関連株に積極的な買いが入りづらく、相場全体の重荷となった。一方、米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級協議をスイスで開くと発表した。米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待から上昇する場面もあった。
米政権の関税政策を巡っては不透明感も強く、トランプ米大統領が新たな方針を示唆したセクターには売りが目立った。午前の東京市場で下げが大きかったのが医薬品株で、東証プライム市場の業種別株価指数の下落率ランキングで首位に立った。トランプ大統領が5日、医薬品に対する関税措置について2週間以内に発表すると明らかにし、収益への悪影響を懸念した売りが出た。トランプ大統領は外国で制作される映画に100%の関税を課す方針も示しており、映画事業を手がけるソニーGが下落した。
日経平均は朝方は上昇して始まり、上げ幅を100円超に広げる場面があった。トランプ米政権は日本時間7日朝、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が今週スイスを訪問し、中国と貿易問題を巡る協議をすると発表した。相互関税の発動以降、米中が正式に協議をするのは初めて。米中の関税交渉が進展すれば、景気減速懸念が和らぐとの見方から日本時間7日午前の米株価指数先物が上昇し、投資家心理を支えた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは10.41ポイント(0.39%)高の2698.19だった。JPXプライム150指数も続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2737億円、売買高は9億7958万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は608。値上がりは974、横ばいは53だった。
ファストリやトヨタ、ホンダが安い。大塚HDや中外薬、塩野義が下落した。テルモやダイキン、ファナックも売られた。一方、東エレクが高い。KDDIやニトリHDが上昇した。三菱商や三井物、JALが買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 10:12 国内株式 <NQN>◇東証10時 日経平均、一進一退 医薬品株の下げ目立つ
- <NQN>◇東証10時 日経平均、一進一退 医薬品株の下げ目立つ
7日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前営業日の終値(3万6830円)を挟んで一進一退となっている。米国と中国が週内に貿易問題を巡る閣僚級協議をスイスで開くと発表し、米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待は相場を支えている。一方、外国為替市場では円相場が円高・ドル安基調で推移し、重荷になっている。
トランプ米政権が掲げる関税政策を巡っては不透明感が強い。トランプ大統領は5日、医薬品に対する関税措置について2週間以内に発表すると明らかにした。これを受け、きょうの東京市場では大塚HDや第一三共など医薬品株の下げが目立ち、東証プライム市場の業種別株価指数の下落率ランキングで医薬品は首位に立っている。外国で制作される映画に100%の関税を課す方針を示したことを受け、ソニーGも安い。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆4818億円、売買高は6億5410万株だった。
ファストリやトヨタ、ダイキンが安い。塩野義やエーザイ、アステラスが下落した。テルモやファナックが売られた。一方、東エレクが高い。KDDIやニトリHDが上昇した。三菱商や伊藤忠が買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 09:22 国内株式 <NQN>◇東証寄り付き 日経平均、朝高後に下落 米中交渉期待は支え 円高など重荷も
- <NQN>◇東証寄り付き 日経平均、朝高後に下落 米中交渉期待は支え 円高など重荷も
7日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まり、前営業日に比べ110円ほど高い3万6900円台半ばまで上げ幅を広げる場面があった。トランプ米政権は日本時間7日朝、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が今週スイスを訪問し、中国と貿易問題を巡る協議をすると発表した。米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待が広がった。ただ買いの勢いは続かず、その後は下げに転じた。
相互関税の発動以降、米中が正式に協議をするのは初めて。米財務省によると、ベッセント氏は8日にスイスを訪問して中国側の代表と面会する。中国商務省は報道官談話で「世界的な期待と中国の利益、米国の業界と消費者の訴えを考慮して米国との接触に同意した」と明かした。交渉にあたっては相互を尊重し平等であるのが前提だと強調した。米中の関税交渉が本格的に始まるとの見方から日本時間7日朝の米株価指数先物が上昇しており、東京市場も買いが先行した。
買い一巡後は小幅ながら下げに転じている。東京市場が祝日で休場だった6日の米株式市場で主要3指数がそろって下落した。トランプ米大統領が今後2週間以内に医薬品への関税について発表すると述べたことが伝わった。4日には外国で制作される映画に100%の関税を課す方針も示しており、米関税政策を巡っては依然として不透明感が強い。日本が連休中の外国為替市場で円相場は大幅に円高・ドル安方向に振れ、きょうの東京市場でも1ドル=142円台に上昇する場面がある。主力の輸出関連株に積極的な買いが入りづらく、相場全体の重荷となっている。
東証株価指数(TOPIX)も買い先行後、下げに転じるなど一進一退となっている。
ファストリやソニーG、トヨタが安い。第一三共や中外薬、大塚HDが下落した。信越化やダイキン、バンナムHDが売られた。一方、東エレクが高い。KDDIやニトリHDが上昇した。伊藤忠や丸紅、JALが買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 15:53 国内株式 <NQN>◇東証大引け 日経平均、7日続伸 関税交渉の進展期待で 続伸記録は1年8カ月ぶり長さ
- <NQN>◇東証大引け 日経平均、7日続伸 関税交渉の進展期待で 続伸記録は1年8カ月ぶり長さ
2日の東京株式市場で日経平均株価は7日続伸し、終値は前日比378円39銭(1.04%)高の3万6830円69銭だった。7日続伸は2023年8月28日~9月6日の8日続伸以来、1年8カ月ぶりの長さ。前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継いだ。日銀の早期利上げ観測が後退し、2日の東京外国為替市場で円相場が1ドル=145円台後半まで円安・ドル高に振れた。自動車など主力の輸出関連株に採算改善を見込んだ買いが入った。日米や米中の関税交渉の進展期待も投資家心理を強気に傾け、日経平均の上げ幅は一時500円を超えた。
日米両政府は米東部時間1日午後(日本時間2日早朝)に関税交渉の第2回会合を開いた。会談に出席した赤沢亮正経済財政・再生相が記者団の取材に応じ「お互いの関心事項について突っ込んだ議論ができた」と話した一方、「為替や安全保障は議論にならなかった」とも言及した。
日本政府内で6月の主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて日米関税交渉の大枠での合意をめざすシナリオも浮上しており、市場の関心が高かった第2回会合を波乱なく通過したとの受け止めは買い安心感につながった。中国商務省は2日、米国が関税交渉を求めて中国側に複数回接触してきたと明かし「評価を進めている」と報道官談話で表明した。米中貿易摩擦が緩和方向に向かうとの期待も株買いを後押しした。
テクニカル分析上では3月後半以降の急落相場でチャート上に空けた5つの「窓」のうち3つ目の窓まで埋めた。きょうの上昇で、3月31日の高値(3万6440円)と同28日の安値(3万6864円)との間にできた窓埋めを達成した格好だ。戻り相場では窓埋めが早ければ早いほど、売り方の買い戻しが活発化するため、想定以上の上昇になりやすい点も株高に弾みをつけた。
もっとも前日までの6日続伸で日経平均は2200円あまり上昇しており、買い一巡後は売りに押された。日本は明日からゴールデンウイークの大型連休に入るとあって、持ち高調整目的の売りも出やすく、心理的節目の3万7000円付近では上値の重さが目立った。
東証株価指数(TOPIX)は8日続伸した。8日続伸は23年12月29日~24年1月15日以来の長さ。終値は8.34ポイント(0.31%)高の2687.78だった。JPXプライム150指数も8日続伸し、9.02ポイント(0.76%)高の1194.67で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆7505億円、売買高は19億7112万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は817。値下がりは766、横ばいは52だった。
ファストリやダイキン、信越化が高い。アドテストやソフトバンクグループ(SBG)、ソニーGが上昇した。トヨタやホンダ、デンソーが買われた。一方、TDKや東エレク、エプソンが安い。伊藤忠や三菱商が下落した。日銀の早期利上げ観測の後退を受け、三菱UFJや三井住友FG、コンコルディなど銀行株の売りが目立った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 14:07 国内株式 <NQN>◇東証14時 日経平均、堅調 アジア株高と米株先物の上昇支え
- <NQN>◇東証14時 日経平均、堅調 アジア株高と米株先物の上昇支え
2日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は堅調に推移し、前日比450円ほど高い3万6900円前後での値動きとなっている。2日の取引で香港ハンセン指数などアジア各国・地域の株価指数の上昇が目立っており、投資家心理の支えになっている。米株価指数先物も引き続き高く、買い安心感につながっている。ただ、上値では持ち高調整を目的とした売りなどが出ており、積極的な上値追いの動きは限られている。
日本は明日からゴールデンウイークの大型連休に入る。日本時間今晩に4月の米雇用統計が発表されるほか、連休中の5日には4月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数が公表される。米関税政策による景気の下押し懸念が強まるなか、米景気の減速を示す内容となれば、株安・円高を招きかねないとの声が聞かれる。T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「大型連休中は円相場が円高方向に振れやすいアノマリー(経験則)があり、注意が必要だ」と話す。そのうえで関税交渉を巡って「日本への影響が大きい米中間の動向を見極めたい雰囲気もあり、中長期志向の投資家は様子見姿勢を強めている」とも指摘した。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆2551億円、売買高は13億2406万株だった。
ファストリやダイキン、信越化が引き続き高い。ソニーGや中外薬、大塚HDが上昇した。任天堂やトヨタ、スズキが買われた。一方、TDKやエプソンが安い。伊藤忠や住友商が下落した。三菱UFJや三井住友FG、コンコルディなど銀行株への売りが目立つ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 12:53 国内株式 <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、上昇一服 円が下げ渋り
- <NQN>◇東証後場寄り 日経平均、上昇一服 円が下げ渋り
2日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上昇が一服し、前日比290円ほど高い3万6700円台半ばで推移している。日本時間2日早朝に開かれた日米関税交渉の第2回会合を波乱なく通過し、引き続き買い安心感が広がっている。日本時間午後の取引で米株価指数先物が上昇していることも相場を支えるが、上値では戻り待ちや利益確定目的の売りに押されている。2日午前の東京外国為替市場で円相場は1ドル=145円台後半まで円安・ドル高方向に振れたが、午後は急速に下げ渋っていることも株価の上値を抑えている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約114億円成立した。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆5736億円、売買高は10億7168万株だった。
ファストリやダイキン、信越化が引き続き高い。ソニーGや任天堂、大塚HDが上昇した。一方、アドテストやTDKが安い。エプソンやフジクラ、三菱重が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
為替
-
- 2025/5/9 17:15 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、続落 145円台前半 米英合意で投資家心理改善
- <NQN>◇外為17時 円相場、続落 145円台前半 米英合意で投資家心理改善
9日の東京外国為替相場で、円相場は続落した。17時時点では前日の同時点に比べ87銭の円安・ドル高の1ドル=145円18~19銭で推移している。一時は146円18銭近辺と4月10日以来1カ月ぶりの円安・ドル高水準をつけた。米英両政府が8日、貿易協定の締結に合意したと発表した。米国と各国・地域との間で関税交渉が進むとの期待が高まり、投資家が運用リスクをとる姿勢を強めたことで日米の株式相場が上昇。「低リスク通貨」とされる円に売りが膨らんだ。
米英が締結を目指す協定では、米国が英国から輸入する自動車に年間10万台の低関税の枠を設ける。枠内の輸入車の関税率は27.5%から10%に引き下げる。英国から輸入する鉄鋼製品にかかる25%の追加関税もゼロ%となるとされる。
英国側も米製品に対する関税率を引き下げる。今週末には米国と中国との間で貿易問題に関する閣僚級協議が開かれるのもあって、投資家心理が改善しやすくなっている。
8日発表の週間の米新規失業保険申請件数は前回から減少し、市場予想を下回った。米労働市場が底堅く推移しているとの受け止めから米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測がやや後退したのも、円相場を下押しした。
午後にかけて円は下げ渋った。国内の大手輸出企業などによる実需の円買い・ドル売り観測が朝方や午後に断続的に聞かれ、相場を支えた。円安加速の反動で持ち高調整の円買い・ドル売りも入ったようだ。
円は対ユーロでも続落した。17時時点では同29銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=163円32~36銭で推移している。
ユーロは対ドルで続落した。17時時点は同0.0047ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1250ドル近辺で推移している。米英の協定締結の合意を受け、対ユーロでもドル買いが入った。一時は1.1197ドル近辺と1カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準をつけた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 14:05 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、145円台半ばで小動き
- <NQN>◇外為14時 円相場、145円台半ばで小動き
9日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=145円台半ばで小幅な値動きとなっている。14時時点では145円49~51銭と前日17時時点と比べて1円18銭の円安・ドル高だった。米国と各国の貿易交渉が進展するとの期待感からこれまで積み上がった円買い・ドル売りの持ち高を解消する動きが続いた。一方、日本時間9日午後の取引で米長期金利の上昇が一服していることは、円相場を下支えした。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 12:22 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、下落し145円台半ば リスク回避姿勢が後退
- <NQN>◇外為12時 円相場、下落し145円台半ば リスク回避姿勢が後退
9日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落した。12時時点は1ドル=145円59~61銭と前日17時時点と比べて1円28銭の円安・ドル高だった。8日に米英両政府が貿易協定を締結することで合意し、米国と各国との関税交渉が進展するとの期待も高まった。日米の株高を受け、投資家のリスク回避姿勢が後退して「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢となった。
米英が合意した2国間協定では、米国が鉄鋼製品に課している25%の関税を英国からの輸入品については撤廃する。米国側は英国から輸入する自動車に年間10万台の低関税枠を設ける一方、英国も関税引き上げや非関税障壁を見直す。今週末に予定される米国と中国の閣僚級協議への期待も背景に、投資家心理が上向いて円売り・ドル買いが膨らみ、一時146円18銭近辺と4月10日以来1カ月ぶりの安値をつけた。
8日発表の週間の米新規失業保険申請件数は前回から減少し、市場予想も下回った。米労働市場は堅調さを保っているとして米連邦準備理事会(FRB)が利下げを急がないとの見方が強まったことも相場の重荷となった。
一方、円の下値は堅い。10時前の中値決済に向けては輸出企業など国内実需筋の円買い・ドル売りが活発だったとの見方が出て円買い・ドル売りを誘った。日本時間9日昼の取引で米長期金利の上昇が一服したことも相場の支えとなった。
円は対ユーロで下落した。12時時点は1ユーロ=163円39~42銭と、同36銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下落し、12時時点は1ユーロ=1.1222~23ドルと同0.0075ドルのユーロ安・ドル高だった。米英の合意を受け、ユーロに対するドル買いが増え、一時1.1197ドル近辺と1カ月ぶりの安値をつけた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 10:21 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、下げ渋り 145円台後半 中値「ドル売り」の声
- <NQN>◇外為10時 円相場、下げ渋り 145円台後半 中値「ドル売り」の声
9日午前の東京外国為替市場で、円相場は下げ渋っている。10時時点は1ドル=145円69~71銭と前日17時時点と比べて1円38銭の円安・ドル高だった。9時すぎに146円18銭近辺と4月10日以来1カ月ぶりの安値をつけた。しかし、その後は輸出企業などの円買い・ドル売りが活発だったとの観測もあって下げ幅を縮めた。
10時前の中値決済に向けては、「ドル売りが強い」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。
朝方は円売りが先行していた。8日の米英貿易協定の締結合意を受け、投資家心理が上向いた。前日の米株高の流れを受け9日午前の日経平均株価も上昇し、「低リスク通貨」とされる円には売りが膨らんだ。
円は対ユーロでも下げ幅をやや縮めた。10時時点では1ユーロ=163円55~60銭と、同52銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで小動き。10時時点では1ユーロ=1.1226~27ドルと同0.0071ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/9 08:53 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、大幅下落 145円台後半 米英貿易協定合意受け
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、大幅下落 145円台後半 米英貿易協定合意受け
9日早朝の東京外国為替市場で、円相場は大幅に下落している。8時30分時点は1ドル=145円98~99銭と前日17時時点と比べて1円67銭の円安・ドル高だった。8時30分すぎには146円01銭近辺まで売られた。米英両政府が8日に貿易協定を締結することに合意した。米国と各国の関税交渉が進展するとの期待から前日に米長期金利が上昇し、日米の金利差に着目した円売り・ドル買いが優勢となった。
米英が合意した2国間協定では、米国が鉄鋼製品に課している25%の関税を英国からの輸入品については撤廃する。米国は輸入する自動車には年間10万台の低関税枠も設ける。一方、英国も関税を引き下げて非関税障壁を見直す。今週末に予定される米国と中国の閣僚級協議への期待感も背景に投資家のリスク回避姿勢が和らいだのも、低リスク通貨とされる円の売りを促した。
8日発表の週間の米新規失業保険申請件数が22万8000件と前回(24万1000件)から減少し、市場予想(23万件)も下回った。堅調な米労働市場を受け、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを急がないとの見方が強まったことも円相場の重荷となった。
厚生労働省が9日発表した3月の毎月勤労統計調査によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比で2.1%減少した。今回の発表から公表した、帰属家賃を含む「総合」の消費者物価指数(CPI)で算出した実質賃金も1.5%減だった。実質賃金の低迷は消費活動にも影響を与える可能性がある。日銀が追加利上げを慎重に判断することが改めて意識されたのも円相場を下押しした。
円は対ユーロでも下落している。8時30分時点は1ユーロ=163円81~89銭と、同78銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1223~24ドルと同0.0074ドルのユーロ安・ドル高だった。米英の貿易協定の締結を受け、ユーロに対してもドルの買い戻しが膨らんだ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 17:23 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、大幅反落 144円台前半 米早期利下げの思惑後退で
- <NQN>◇外為17時 円相場、大幅反落 144円台前半 米早期利下げの思惑後退で
8日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に反落した。17時時点では前日の同時点に比べ1円11銭の円安・ドル高の1ドル=144円29~30銭で推移している。米連邦準備理事会(FRB)は早期利下げに慎重だとの見方から、円売り・ドル買いが優勢になった。米関税政策を巡る各国との交渉が進むとの期待で8日の日経平均株価が上昇し、「低リスク通貨」とされる円に売りが出た。
FRBは7日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決めた。FRBのパウエル議長はFOMC後の記者会見で、米経済は堅調であり「(関税を取り巻く状況を)見極めるのが適切だ」と語った。パウエル議長は米国のインフレ率の上昇リスクに言及するなど、早期の利下げには消極的との思惑が広がり、幅広い通貨に対してドル買いが入った。
トランプ米大統領は自身のSNSに「あす午前10時(日本時間8日23時)に尊敬に値する大国との主要な貿易協定について大きな記者会見を行う」などと投稿した。米国と他国の貿易交渉が進展するとの期待で、8日の日経平均が上昇。投資家心理が上向いて円売り・ドル買いが出た。米国と中国は週内に貿易協議をする予定だ。「米中交渉の開始を前に、持ち高調整のドル買いが入りやすい」(国内銀行の為替ディーラー)との声もあった。
円は対ユーロで反落した。17時時点では同31銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=163円00~04銭で推移している。対ドルでの円売りが波及した。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落した。17時時点は同0.0065ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1297~98ドルで推移している。米早期利下げ観測の後退で、ユーロ売り・ドル買いが出た。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 14:14 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、下げ拡大 144円台前半 株高で円売り
- <NQN>◇外為14時 円相場、下げ拡大 144円台前半 株高で円売り
8日午後の東京外国為替市場で、円相場が下げ幅を広げている。14時時点では1ドル=143円78~80銭と前日17時時点と比べて60銭の円安・ドル高だった。その後、144円台前半まで売られた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、利下げを急がない姿勢を強調したのを受けた円売りが続いている。8日午後の東京株式市場で日経平均株価の上げ幅が200円に迫る場面があり、歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円を売る動きが出た。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 12:21 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、下落 米早期利下げの観測後退
- <NQN>◇外為12時 円相場、下落 米早期利下げの観測後退
8日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落している。12時時点は1ドル=143円64~66銭と前日17時時点と比べて46銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)は7日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続となる政策金利の据え置きを決めた。パウエルFRB議長は早期利下げに慎重な見方を示し、円売り・ドル買いを促した。
パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で米経済が堅調との見方を示しつつ、金利据え置きの背景について「(関税を取り巻く状況を)見極めるのが適切だ」と説明した。トランプ米大統領は利下げで米景気を下支えするように圧力をかけているが、パウエル議長は予防的な利下げが実施された2019年と比べてインフレ率が高い点を考慮し、「予防的になれる状況ではない」とも述べた。
金利据え置きは市場の想定通りだったが、パウエル氏の発言が「FRBの利下げへの慎重姿勢が鮮明になった」と受け止められた。そのため前日のニューヨーク市場から円売り・ドル買いの勢いが強まった。
トランプ米大統領が自身のSNSで「あす午前10時(日本時間8日23時)に尊敬に値する大国との主要な貿易協定について大きな記者会見を行う」などと投稿し、米国が取り組む貿易交渉が進展するとの思惑もドルの支えになった。ほどなくして米ニューヨーク・タイムズが米政権が英国との貿易協定を発表する予定だと報じると英ポンドへの買いも膨らんだ。
ユーロも対ドルで下落している。12時時点は1ユーロ=1.1324~25ドルと同0.0038ドルのユーロ安・ドル高だった。
円は対ユーロでほぼ横ばい。12時時点は1ユーロ=162円66~70銭と、同3銭の円高・ユーロ安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 10:32 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、やや下げ幅拡大 143円台後半、米貿易交渉進展の思惑
- <NQN>◇外為10時 円相場、やや下げ幅拡大 143円台後半、米貿易交渉進展の思惑
8日午前の東京外国為替市場で、円相場はやや下げ幅を広げている。10時時点は1ドル=143円84~85銭と前日17時時点と比べて66銭の円安・ドル高だった。トランプ米大統領が自身のSNSで「あす午前10時(日本時間8日23時)に尊敬されている大国との主要な貿易協定について大きな記者会見を行う」などと投稿し、米国が取り組んでいる貿易交渉が進展するとの思惑から円売り・ドル買いに弾みがついた。
10時前の中値決済に向けては、「売り買い交錯」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。日銀は8日、3月18~19日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表し「米国の政策運営に起因する下方リスクは急速に高まっている」などの意見があったが、円相場への影響は限られた。
円は対ユーロで伸び悩んでいる。10時時点では1ユーロ=162円65~69銭と、同4銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルでやや下げ幅を縮めている。10時時点では1ユーロ=1.1308~09ドルと同0.0054ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/8 08:47 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し143円台後半 早期の米利下げ観測が薄れる
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、下落し143円台後半 早期の米利下げ観測が薄れる
8日早朝の東京外国為替市場で、円相場は下落している。8時30分時点は1ドル=143円78~80銭と前日17時時点と比べて60銭の円安・ドル高だった。米連邦準備理事会(FRB)は7日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続となる政策金利の据え置きを決めた。パウエルFRB議長は早期利下げに慎重な見方を示した。FRBが景気減速に先回りして金利を引き下げるとの観測が薄れ、円売り・ドル買いが優勢となっている。
パウエルFRB議長は会合後の記者会見で米経済が堅調との認識を示しつつ「(関税を取り巻く状況を)見極めるのが適切だ」と説明した。パウエル議長は予防的な利下げが実施された2019年と比べてインフレ率が高い点を踏まえて「予防的になれる状況ではない」とも述べた。金利据え置きは想定通りで反応が限定的だったものの、パウエル氏の発言は「FRBの利下げへの慎重姿勢が鮮明になった」と受け止められ、円売り・ドル買いの勢いが強まった。
週内は米中の貿易問題を巡る閣僚級協議が実施されると伝わっており、両国の対立緩和への期待もドルの支援材料となっている。米ブルームバーグ通信は「トランプ米政権はバイデン前政権が打ち出した人工知能(AI)向け半導体の輸出規制強化策を撤回する方針だ」などと8日朝に報じた。ハイテク大手や外国政府から強い反発を受けてきた半導体の輸出規制に関する全体的な見直しの一環だという。
円は対ユーロで小幅に上昇している。8時30分時点は1ユーロ=162円55~60銭と、同14銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1306ドル近辺と同0.0056ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 17:22 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、大幅反発 米関税懸念や実需の買いで
- <NQN>◇外為17時 円相場、大幅反発 米関税懸念や実需の買いで
連休明け7日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日ぶりに大幅反発した。17時時点では前週末2日の同時点に比べ1円95銭の円高・ドル安の1ドル=143円18~20銭で推移している。米関税政策への不透明感から日本の連休中に大きく円高・ドル安が進んだ流れを引き継いだ。東京市場では輸出企業など国内実需筋による円買い・ドル売りが活発だったとの観測も相場を下支えした。
トランプ米大統領は4日、外国で制作される映画に対して100%の関税を課す考えを明らかにした。5日には医薬品に対する関税措置を2週間以内に発表する方針も明らかにしており、関税政策が米国の景気減速を招くとの懸念が強まり、「低リスク通貨」とされる円には買いが活発となった。
もっとも、円相場は上値の重さも目立った。6日にはトランプ米政権がベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が今週スイスを訪問し、中国と協議すると発表。米中協議が進めば極めて高い関税率が引き下げられ、景気不安が後退するとの期待感が高まり円売り・ドル買いにつながった。
円は対ユーロでも3日ぶりに大きく反発し、17時時点では同1円69銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=162円70~74銭で推移している。
ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は同0.0037ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1363~64ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 14:15 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、143円台前半で小動き
- <NQN>◇外為14時 円相場、143円台前半で小動き
連休明け7日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=143円台前半で小動きとなっている。14時時点では1ドル=143円26~28銭と連休前2日の17時時点と比べて1円87銭の円高・ドル安だった。14時前には143円33銭近辺まで上げ幅を縮小した。米中貿易交渉の進展期待が投資家心理の支えとなり、引き続き「低リスク通貨」とされる円の重荷となっている。
米連邦準備理事会(FRB)は日本時間8日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。政策金利の据え置きが確実視されているが、パウエル議長の記者会見で利下げ姿勢を見極めたいとして、持ち高を一方向に傾ける動きは限られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 12:24 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 米関税懸念で 米中交渉の進展期待は重荷
- <NQN>◇外為12時 円相場、上昇 米関税懸念で 米中交渉の進展期待は重荷
連休明け7日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に上昇した。12時時点は1ドル=143円09~11銭と連休前2日の17時時点と比べて2円04銭の円高・ドル安だった。米関税政策への不透明感から、国内連休中の海外市場で円高・ドル安が進んだ流れを引き継いだ。米中の貿易交渉が進展するとの見方は円売り・ドル買いを促し、円相場の上値は重かった。
トランプ米大統領は国内の大型連休中に、外国で制作される映画に対して100%の関税を課す考えを示したほか、医薬品に対する関税措置を2週間以内に発表すると明らかにした。6日までの米株式相場が軟調に推移したことなどから7日の日経平均株価も下落しており、「低リスク通貨」とされる円には買いが入った。
10時前の中値決済に向けて、国内輸出企業など実需筋の円買い・ドル売りが活発だったとの観測が出ていたことも円相場を支えた。
一方、米中の通商協議が開かれるとの期待が広がったことで、円売り・ドル買いが増え、円相場は上げ幅を縮小する場面があった。9時半ごろに143円31銭近辺まで伸び悩んだ。トランプ米政権は日本時間7日午前、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が今週スイスを訪問し、中国と協議すると発表した。貿易問題について米中協議が進展すれば米景気の減速懸念が和らぐとの見方から、主要通貨に対するドル買いが増える場面があった。
円は対ユーロでも大幅に上昇した。12時時点は1ユーロ=162円29~32銭と、同2円10銭の円高・ユーロ安だった。対ドルでの円買いが対ユーロにも波及した。
ユーロは対ドルで上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1341~42ドルと同0.0015ドルのユーロ高・ドル安だった。米中の貿易交渉が進展するとの見方から、一時は1.1326ドル近辺まで上げ幅を縮小する場面があったものの、その後は持ち直した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 10:33 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、堅調 142円台後半 中値「ドル売り」の声
- <NQN>◇外為10時 円相場、堅調 142円台後半 中値「ドル売り」の声
7日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=143円前後で堅調に推移している。10時時点は1ドル=142円89~90銭と前週末17時時点と比べて2円24銭の円高・ドル安だった。日本の連休中に海外市場で進んだ円高・ドル安の流れが続いている。10時前の中値決済に向けて、「ドル売りが優勢」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内輸出企業など実需筋による円買い・ドル売り観測も円相場を支えた。
7日早朝には米中の貿易交渉が進展するとの見方から円売り・ドル買いが増え、円相場は上昇幅を急速に縮める場面があった。ただ、円売り・ドル買いの勢いは続かず、その後は再び上げ幅を広げている。午前の取引で日経平均株価が下げに転じるなど、株式相場の下落に歩調をあわせるように「低リスク通貨」とされる円には買いが入った。
円は対ユーロで朝方からわずかに上げ幅を広げた。10時時点では1ユーロ=162円05~09銭と、同2円34銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロは対ドルで小幅な動きとなっている。10時時点では1ユーロ=1.1341~42ドルと同0.0015ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/7 08:59 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、大幅上昇し143円台前半 対ユーロでも上昇
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、大幅上昇し143円台前半 対ユーロでも上昇
国内の連休明けとなる7日早朝の東京外国為替市場で、円相場は大幅に上昇している。8時30分時点では1ドル=143円09~11銭と、連休前2日の17時時点と比べて2円04銭の円高・ドル安だった。日本の大型連休中に米関税政策の不透明感から円買い・ドル売りが増えた流れを引き継いだ。日本時間7日早朝に米中が貿易問題を巡り今週にも会談すると伝わったことは投資家心理の支えとなり、円相場は上げ幅を縮小する場面もあった。
連休中の外為市場では円高・ドル安が進行し、6日のニューヨーク市場では142円36銭の高値を付けた。トランプ米大統領が外国で制作した映画に100%の関税を課す考えを示したほか、医薬品への関税を今後2週間以内に発表すると明らかにした。米関税政策への警戒感が強まるなか、米株式相場は6日まで続落しており、「低リスク通貨」とされる円には買いが入りやすかった。
もっとも、円相場は7時すぎに急速に上げ幅を縮めた。一時143円30銭近辺と、7時前の水準から1円程度上げ幅を縮小した。米CNBCが、ベッセント米財務長官と米通商代表部(USTR)のグリア代表が今週にもスイスで中国の高官と会談すると報じ、米中の貿易交渉が進展するとの期待が高まった。米株価指数先物の上昇に歩調を合わせるように円売り・ドル買いが出た。
円は対ユーロでも大幅に上昇している。8時30分時点は1ユーロ=162円27~32銭と、同2円12銭の円高・ユーロ安だった。日本の大型連休中に対ドルで円買いが進み、対ユーロでの円買いにつながった。
ユーロは対ドルで上昇している。8時30分時点は1ユーロ=1.1340~41ドルと同0.0014ドルのユーロ高・ドル安だった。米中の会談に関する報道が伝わるとユーロ売り・ドル買いが出て、1.1326ドル近辺と前週末と同水準まで上げ幅を縮小する場面があった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 17:14 為替 <NQN>◇外為17時 円相場、続落 145円台前半 対ユーロは大幅続落
- <NQN>◇外為17時 円相場、続落 145円台前半 対ユーロは大幅続落
2日の東京外国為替市場で、円相場は続落した。17時時点では前日の同時点に比べ76銭の円安・ドル高の1ドル=145円12~14銭で推移している。米中の貿易交渉が進むとの見方から投資家のリスク回避姿勢が後退し、「低リスク通貨」とされる円に売りが出た。日銀が追加利上げに慎重だとの思惑も円売り・ドル買いを促した。
2日午前に一時145円91銭近辺まで下げた。中国商務省が米国との通商協議の可能性を検討しているという趣旨の談話を発表したと複数のメディアが報じた。米中の貿易摩擦が緩和するとの期待で2日の日経平均株価が上昇するなど投資家心理が前向きとなり、円売り・ドル買いが出た。
日銀の植田和男総裁は1日まで開いた金融政策決定会合後の記者会見で、各国の通商政策についての不確実性を強調していた。日銀が追加利上げを急がない「ハト派」だとの受け止めが広がっていることも、引き続き円の重荷だった。10時前の中値決済にかけては「かなりのドル不足」との声があった。国内輸入企業などの円売り・ドル買い観測も、円相場を下押しした。
円は夕刻にかけて下げ幅を縮めた。日本時間2日夜には4月の米雇用統計が発表される。米経済指標の内容次第で相場が動意付くとして、持ち高調整や利益確定を目的とした円買い・ドル売りも入った。
円は対ユーロで大幅に続落した。17時時点では同1円08銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=164円36~41銭で推移している。米中の貿易交渉が進むとの期待で、ユーロに対しても円売りが優勢だった。一時は164円57銭近辺と、2024年12月以来、約4カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。
ユーロは対ドルで反発した。17時時点は同0.0014ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1324~25ドルで推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 14:13 為替 <NQN>◇外為14時 円相場、下げ一服 145円台前半
- <NQN>◇外為14時 円相場、下げ一服 145円台前半
2日午後の東京外国為替市場で、円相場は下げ幅を縮めている。14時時点では1ドル=145円38~39銭と前日17時時点と比べて1円02銭の円安・ドル高だった。日銀の早期利上げ観測が後退しており、引き続き円売りが出ている。ただ、日本時間2日夜には4月の米雇用統計の発表を控える。結果を見極めたいとの雰囲気が強く、短期的に膨らんだ円の売り持ち高を減らす動きもみられる。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 12:10 為替 <NQN>◇外為12時 円相場、145円台に大幅安 米中交渉進展への期待で
- <NQN>◇外為12時 円相場、145円台に大幅安 米中交渉進展への期待で
2日午前の東京外国為替市場で、円相場は大幅に下落した。12時時点は1ドル=145円45~47銭と前日17時時点と比べて1円09銭の円安・ドル高だった。9時半すぎに145円91銭近辺と4月10日以来3週間ぶりの円安・ドル高水準まで下げた。米中の関税交渉が進むとの思惑から投資家が運用リスクをとる姿勢を強め、「低リスク通貨」とされる円に売りが広がった。日銀が追加利上げに慎重な姿勢を示しているとの見方も引き続き円の重荷だった。
中国商務省は日本時間2日午前、米国との関税交渉の可能性を検討しているとの趣旨の談話を発表した。米ブルームバーグ通信などが伝えた。米国が中国との関税交渉の開始を期待して中国側に積極的に情報を伝えていることについて「評価している」と説明したという。
10時前の中値決済に向けては「かなりのドル不足」(国内銀行の為替担当者)との声があった。国内輸入企業などによる実需の円売り・ドル買い観測も相場を押し下げたようだ。
日米両政府は日本時間2日、関税交渉の2回目の閣僚級協議を開いた。赤沢亮正経済財政・再生相は会合後に「為替と安全保障は議論を全くしていない」と説明した。円安是正を求められるといった思惑が薄れたのも、円売りの安心感につながった面がある。
円は次第に下げ渋った。2日には4月の米雇用統計、7日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控える。国内で大型連休を控えることもあり、持ち高を積極的に一方向に傾ける動きは限られた。
円は対ユーロでも大幅安となった。12時時点は1ユーロ=164円30~33銭と、同1円02銭の円安・ユーロ高だった。米中の関税交渉が進むとの楽観が強まった局面で対ユーロでも円売りが膨らみ、一時は164円57銭近辺と2024年12月以来4カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。
ユーロは対ドルで下落した。12時時点は1ユーロ=1.1293~95ドルと同0.0017ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 10:30 為替 <NQN>◇外為10時 円相場、一時急落 146円迫る 中値「ドル不足」の声
- <NQN>◇外為10時 円相場、一時急落 146円迫る 中値「ドル不足」の声
2日午前の東京外国為替市場で、円相場は大きく下げ幅を広げる場面があった。10時時点は1ドル=145円78~80銭と前日17時時点と比べて1円42銭の円安・ドル高だった。9時半すぎに145円91銭前後と4月10日以来3週間ぶりの円安・ドル高水準をつけた。米中の関税交渉が進むとの思惑から、「低リスク通貨」とされる円に売りが優勢となった。国内輸入企業による円売り・ドル買いが相場を押し下げたとの観測も出ている。
日本時間2日午前、中国商務省が米国との通商協議の可能性を現在評価しているといった趣旨の談話を発表した。米ブルームバーグ通信などの複数のメディアが伝えた。米中の関税交渉が進展するとの見方から投資家が運用リスクをとる姿勢を強め、円はドルやユーロといった主要通貨に対して売り込まれた。
10時前の中値決済に向けては、「ドル需要が強かった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。国内では6日まで連休が続く。休暇に入る前にドルを手当てする動きが強まったようだ。
円は対ユーロでも下げ幅を広げた。10時時点では1ユーロ=164円49~54銭と、同1円21銭の円安・ユーロ高だった。一時、164円57銭前後と2024年12月末以来4カ月ぶりの円安・ユーロ高水準をつけた。
ユーロは対ドルで軟調。10時時点では1ユーロ=1.1282~83ドルと同0.0028ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
-
- 2025/5/2 08:48 為替 <NQN>◇外為8時30分 円相場、大幅に下落 145円台半ば 対ユーロも1円超安い
- <NQN>◇外為8時30分 円相場、大幅に下落 145円台半ば 対ユーロも1円超安い
2日早朝の東京外国為替市場で、円相場は大幅に下落している。8時30分時点は1ドル=145円49~51銭と前日17時時点と比べて1円13銭の円安・ドル高だった。日銀の早期利上げ観測が後退しており、日米の金利差が開いた状態が長く続くとの見方から円売り・ドル買いが出た。円は1日の海外市場で一時145円73銭近辺と4月10日以来の円安・ドル高水準をつけていた。
日銀は1日まで開いた金融政策決定会合で政策金利を据え置いた。あわせて公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では経済や物価の見通しを下方修正し、日銀が早期に追加利上げに動くとの見方が急速に弱まった。1日発表の4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を上回り、米景気への過度な懸念が和らいだのも円相場の重荷だった。
加藤勝信財務相が2日、為替についてベッセント米財務長官と協議することを確認したと述べたと伝わった。円相場の反応は今のところ限られている。
円は対ユーロでも大きく下げている。8時30分時点は1ユーロ=164円36~43銭と、同1円08銭の円安・ユーロ高だった。日銀が追加利上げに慎重な姿勢を見せているとして対ユーロでも円売りが優勢だった。
ユーロは対ドルで下落している。8時30分時点は1ユーロ=1.1296~97ドルと同0.0014ドルのユーロ安・ドル高だった。前日の米長期金利の上昇がドル買いにつながった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
米国株式
-
- 2025/5/8 09:47 米国株式 <IGM>米国株式 3日ぶりに反発 米中会談への期待感やFRBの政策発表を無難に通過で
- <IGM>米国株式 3日ぶりに反発 米中会談への期待感やFRBの政策発表を無難に通過で
7日の米国株式市場では主要株価指数が3日ぶりに反発した。米中が週末に緊張緩和に向けた閣僚級会談を行うことや、米FRBの金融政策発表を無難に通過したことが材料視された。ダウは前日比284.97ドル高(+0.70%)の41113.97ドルで引けた。30銘柄中、24銘柄が上昇、6銘柄が下落した。好調な第1四半期決算と収益見通しの上方修正を発表したウォルト・ディズニー(+10.76%)が急騰し、エヌビディア(+3.10%)、ナイキ(+2.77%)も大幅高となった。アップル(-1.14%)、ユナイテッド・ヘルス(-0.87%)は下げた。ナスダックは48.50ポイント高(+0.27%)の17738.16で引けた。輸送、工業など6業種が上昇し、通信とITは下げた。S&P500は同24.37ポイント安(+0.43%)の5631.28で引けた。一般消費財、ITなど8業種が上昇し、通信サービス、素材、不動産は下落した。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/7 10:03 米国株式 <IGM>米国株式 続落 医薬品を中心に売られる
- <IGM>米国株式 続落 医薬品を中心に売られる
6日の米国株式市場では、主要株価指数が続落した。トランプ大統領は5日、医薬品や主要原材料の生産拠点を米国に戻す大統領令に署名しており、2週間以内に関税が発表されることが嫌気された。ダウは前日比389.83ドル安(-0.94%)の40829.00ドルで引けた。30銘柄中、8銘柄が上昇、22銘柄が下落した。メルク(-4.59%)、アムジェン(-3.44%)、ユナイテッド・ヘルス(-2.54%)の下げが目立った。ベライゾン・コミュニケーションズ(+1.40%)は急伸した。ナスダックは154.58ポイント安(-0.86%)の17689.65で引けた。バイオが6.04%安と急落し、銀行、輸送も安い。通信、保険の2業種が上げた。S&P500は同43.47ポイント安(-0.76%)の5606.91で引けた。ヘルスケア、一般消費財など9業種が下落し、公益、エネルギーが上昇した。
(経済指標) (発表値)
3月貿易収支 -1405億ドル(2月は-1232億ドル)
5日
4月ISM非製造業景気指数 51.6(3月は50.8)
2日
4月雇用統計非農業部門雇用者数 +17.7万人(3月は+18.5万人)
3月製造業受注・前月比 +4.3%(2月は+0.5%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/2 09:49 米国株式 <IGM>米国株式 ダウ/S&P500は8日続伸 ナスダックは反発
- <IGM>米国株式 ダウ/S&P500は8日続伸 ナスダックは反発
1日の米国株式市場では、ダウとS&P500が8日続伸し、ナスダックは反発した。良好な1-3月期決算と4-6月期の強気の売上高見通しを発表したマイクロソフトなどハイテク株の大幅高が上昇をけん引した。ダウは8日続伸し、前日比83.60ドル高(+0.20%)の40752.96ドルで引けた。8日続伸は2024年5月1-10日以来。30銘柄中、15銘柄が上昇、15銘柄が下落した。マイクロソフト(+7.63%)、アマゾン・ドット・コム(+3.13%)、エヌビディア(+2.47%)が急伸した。ユナイテッド・ヘルス(-2.62%)、アムジェン(-2.45%)、メルク(-2.28%)などのディフェンシブ銘柄の売りが目立った。ナスダックは反発し、264.39ポイント高(+1.51%)の17710.74で引けた。IT、銀行、工業の3業種が上昇し、バイオ、輸送など5業種が下げた。S&P500は8日続伸し、同35.08ポイント高(+0.62%)の5604.14で引けた。IT、通信サービスなど7業種が上昇し、ヘルスケア、生活必需品など4業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
4月ISM製造業景気指数 48.7(3月は49.0)
新規失業保険申請件数 24.1万件(前週は22.3万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/1 09:56 米国株式 <IGM>米国株式 ダウは7日続伸 1-3月期はマイナス成長も早期利下げ期待が浮上
- <IGM>米国株式 ダウは7日続伸 1-3月期はマイナス成長も早期利下げ期待が浮上
30日の米国株式市場では、ダウとS&P500が続伸局面を7日目に広げたが、ナスダックは反落した。ダウは7日続伸し、前日比141.74ドル高(+0.34%)の40669.36ドルで引けた。7日続伸は2024年5月1-10日以来。米経済のマイナス成長転落で781ドル安まで下げたが、米FRBの早期利下げ期待で持ち直した。30銘柄中、21銘柄が上昇、8銘柄が下落、1銘柄が変わらずであった。ベライゾン・コミュニケーションズ(+2.58% )、マクドナルド(+1.64%)、前日上昇率2位のシャーウィン・ウィリアムズ(+1.38%)が買われる一方、シェブロン(-2.33%)、ナイキ(-1.98%)は下げた。ナスダックは反落し、14.97ポイント安(-0.08%)の17446.34で引けた。銀行、工業など4業種が下落し、バイオ、通信など4業種が上昇した。S&P500は7日続伸し、同8.23ポイント高(+0.14%)の5569.06で引けた。ヘルスケア、資本財サービスなど7業種が上昇し、エネルギー、一般消費財など4業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
1-3月期GDP(速報値)・前期比年率 -0.3%(10-12月期は+2.4%)
4月ADP民間雇用者数・前月比 +6.2万人(3月は+14.7万人)
3月個人消費支出物価指数・前年比 +2.3%(2月は+2.7%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/30 09:40 米国株式 <IGM>米国株式 ダウは6日続伸 関税巡る状況改善への期待感で
- <IGM>米国株式 ダウは6日続伸 関税巡る状況改善への期待感で
29日の米国株式市場では主要株価指数が揃って上昇した。米政府が関税交渉で合意した国の存在明らかにしたことや、自動車部品関税の負担軽減措置が発表されるなど、トランプ政権の強硬なスタンスの緩和が好感された。
ダウは6日続伸し、前日比20.10ドル高(+0.05%)の40113.50ドルで引けた。6日続伸は2024年7月10-17日以来。30銘柄中、25銘柄が上昇し、5銘柄が下落した。ハネウェル・インターナショナル(+5.40%)、シャーウィン・ウィリアムズ(+4.70%)が急伸した。いずれも決算内容が好感された。一方、ユナイテッド・ヘルス(-2.56%)は急落した。ナスダックは反発し、95.18ポイント高(+0.54%)の17461.31で引けた。通信、保険など輸送を除く全銘柄が上昇した。S&P500は6日続伸し、同32.08ポイント高(+0.58%)の5560.83で引けた。金融、素材、生活必需品などエネルギーを除く10業種が上昇した。
28日のダウは5日続伸し、同114.09ドル高(+0.28%)の40227.59ドルで引けた。ナスダックは5日ぶりに反落し、同16.80ポイント安(-0.09%)の17366.13で引けた。S&P500は5日続伸し、同3.54ポイント高(+0.06%)の5528.75で引けた。
(経済指標) (発表値)
4月消費者態度指数確定値 52.2(3月は57.0)
4月消費者信頼感指数 86.0(3月は93.9)
3月雇用動態調査求人件数 719.2万件(2月は748.0万件)
28日
4月ダラス連銀製造業景気指数 -35.8(3月は-16.3)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/28 09:38 米国株式 <IGM>米国株式 4日続伸 利益確定売り先行も関税絡みの楽観論でプラスに転じる
- <IGM>米国株式 4日続伸 利益確定売り先行も関税絡みの楽観論でプラスに転じる
25日の米国株式市場では主要株価指数が揃って4日続伸した。午前中は前日までの3日続伸後の利益確定売りで重い流れとなったが、米中間の貿易摩擦緩和への期待感や日米の関税交渉への楽観論などで午後にプラス圏を回復した。ダウは4日続伸し、前日比20.10ドル高(+0.05%)の40113.50ドルで引けた。30銘柄中、13銘柄が上昇し、17銘柄が下落した。前日上昇率3位のエヌビディア(+4.30%)とメルク(+3.63%)が大幅高となり、前日下落率トップのIBM(+1.34%)、アマゾン・ドット・コム(+1.31%)も堅調。ベライゾン・コミュニケーションズ(-2.10%)は急落した。ナスダックも4日続伸し、216.89ポイント高(+1.26%)の17382.93で引けた。IT、工業など3業種が上昇し、輸送、通信、保険は2%台の下落率を記録した。S&P500も4日続伸し、同40.44ポイント高(+0.73%)の5525.21で引けた。一般消費財、IT、通信サービスなど5業種が上昇し、素材、金融など6業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
4月消費者態度指数確定値 52.2(3月は57.0)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/25 09:54 米国株式 <IGM>米国株式 3日続伸 対中関税引き下げや6月利下げの期待感で
- <IGM>米国株式 3日続伸 対中関税引き下げや6月利下げの期待感で
23日の米国株式市場では、主要株価指数が揃って3日続伸した。米政府から対中関税引き下げに前向きな発言が相次いでいることや、米FRB関係者が6月の利下げ再開の可能性を示唆したことなどが好感された。ダウは3日続伸し、前日比486.83ドル高(+1.22%)の40093.40ドルで引けた。15日以来6営業日ぶりに引けベースで40000ドルの節目を上回った。30銘柄中、24銘柄が上昇し、6銘柄が下落した。セールスフォース(+5.68%)が急伸し、キャタピラー(+3.75%)、エヌビディア(+3.62%)も大幅高となった。一方、1-3月期決算の内容が嫌気されたIBM(-6.58%)は反落し、1銘柄で指数を100ドル弱引き下げた。ナスダックは大幅に3日続伸し、457.99ポイント高(+2.74%)の17166.04で引けた。IT、輸送を中心に保険を除く全業種が上昇した。S&P500も大幅に3日続伸し、同108.91ポイント高(+2.02%)の5484.77で引けた。IT、通信サービス、一般消費財など10業種が上昇し、生活必需品は下落した。
(経済指標) (発表値)
3月耐久財受注・前月比 +9.2%(2月は-0.9%)
3月中古住宅販売戸数・前月比 -5.9%(2月は+4.4%)
週間新規失業保険申請件数 22.2万件(前週は21.6万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/24 09:51 米国株式 <IGM>米国株式 続伸 対中関税の大幅引き下げを検討との報道を好感
- <IGM>米国株式 続伸 対中関税の大幅引き下げを検討との報道を好感
23日の米国株式市場では、22日引け後にトランプ米大統領がFRB議長の解任を否定したことに加えて、米中間の貿易摩擦緩和への期待感が維持されたため、主要株価指数が続伸した。ダウは続伸し、前日比419.59ドル高(+1.07%)の39606.57ドルで引けた。米国が対中関税の大幅な引き下げを検討中との米ウォール・ストリート・ジャーナル紙報道が好感された。30銘柄中、18銘柄が上昇し、12銘柄が下落した。1-3月期売上高が市場予測を上回ったボーイング(+6.06%)が急伸し、アマゾン・ドット・コム(+4.28%)、エヌビディア(+3.86%)も大幅に続伸した。ジョンソン・エンド・ジョンソン(-1.50%)は反落した。ナスダックは大幅に続伸し、407.63ポイント高(+2.50%)の16708.05で引けた。IT、銀行、工業を中心に全業種が上昇した。S&P500も続伸し、同88.10ポイント高(+1.66%)の5375.86で引けた。IT、一般消費財、通信サービスなど9業種が上昇し、生活必需品とエネルギーは下落した。
(経済指標) (発表値)
4月製造業景気指数(速報値) 50.7(3月は50.2)
4月サービス業景気指数(速報値) 51.4(3月は54.4)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/23 09:40 米国株式 <IGM>米国株式 急反発 主要3指数の上昇率はいずれも2%台
- <IGM>米国株式 急反発 主要3指数の上昇率はいずれも2%台
22日の米国株式市場では、前日2%台の下落率を記録した主要3指数が、いずれも2%台の大幅な上昇率を記録した。ダウは5日ぶりに急反発し、前営業日比1016.57ドル高(+2.66%)の39186.98ドルで引けた。ベッセント米財務長官が中国との対話による緊張状態の緩和は可能と発言し、主力株の見直し買いに弾みがついた。全30銘柄が上昇した。好調な四半期決算を発表したスリーエム(+8.12%)、トラベラーズ(+4.70% )、ゴールドマン・サックス(+4.09%)の上げが目立った。ナスダックも5日ぶりに急反発し、429.51ポイント高(+2.70%)の16300.41で引けた。銀行、保険を中心に全業種が上昇した。S&P500は急反発し、同129.56ポイント高(+2.51%)の5287.76で引けた。全業種が上昇し、金融、一般消費財の上昇率が3%を超えた。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/22 09:39 米国株式 <IGM>米国株式 主要3指数はいずれも2%台の大幅な下落率
- <IGM>米国株式 主要3指数はいずれも2%台の大幅な下落率
21日の米国株式市場では、主要3指数がいずれも2%台の大幅な下落率を記録した。ダウは4日続落し、前営業日比971.82ドル安(-2.48%)の38170.41ドルで引けた。トランプ米大統領が米FRBに対して利下げを再度要求し、FRBの独立性の毀損が米国に対する信認を一段と低下させるとの見方で米国売りが進んだ。30銘柄中、1銘柄が上昇し、29銘柄が下落した。連日下落率トップのユナイテッド・ヘルス(-6.34%)は1銘柄で176ポイントの押し下げ要因となり、エヌビディア(-4.51%)は中国通信機器ファーウェイが早ければ5月に新たなAI向け半導体の大量出荷を始める見通しとの報道を嫌気した。上昇したのはナイキ(+0.65%)のみ。ナスダックも4日続落し、415.54ポイント安(-2.55%)の15870.90で引けた。保険、通信を中心に全業種が下落した。S&P500は急反落し、同124.50ポイント安(-2.35%)の5158.20で引けた。全業種が下落し、一般消費財、IT、エネルギーなど9業種の下落率が2%を超えた。
(経済指標) (発表値)
3月景気先行指数・前月比 -0.7%(2月は-0.2%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/21 09:01 米国株式 <IGM>米国株式 聖金曜日で休場
- <IGM>米国株式 聖金曜日で休場
18日の米国株式市場は聖金曜日で休場。取引再開は21日。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/18 09:52 米国株式 <IGM>米国株式 ダウとナスダックは3日続落
- <IGM>米国株式 ダウとナスダックは3日続落
17日の米国株式市場では、ダウとナスダックが3日続落した。ダウは前日比527.16ドル安(-1.32%)の39142.23ドルで引けた。この日から本格化する米国と貿易相手国の関税協議を巡る不透明感と復活祭前で新規の買いが入りづらい状況になった。30銘柄中、20銘柄が上昇し、9銘柄が下落、1銘柄が変わらずとなった。高齢者向けの公的医療保険事業の不振で1-3月期決算が弱めとなったユナイテッド・ヘルス(-22.38%)が暴落し、1銘柄でダウを804ポイント押し下げた。前日下落率トップのエヌビディア(-2.87%)も重く推移した。ナイキ(+4.13%)、ボーイング(+3.47%)は大幅高となった。ナスダックは同20.71ポイント安(-0.12%)の16286.44で引けた。IT、保険が下落し、輸送、銀行など6業種は上昇した。S&P500は反発し、同7.00ポイント高(+0.13%)の5282.70で引けた。エネルギー、生活必需品など8業種が上昇し、IT、ヘルスケア、通信サービスは下落した。
(経済指標) (発表値)
4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 -26.4(3月は12.5)
3月住宅着工件数・前月比 -11.4%(2月は+9.8%)
新規失業保険申請件数・前週比 21.5万件(22.4万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/17 09:46 米国株式 <IGM>米国株式 3指数はいずれも続落 エヌビディアが急落
- <IGM>米国株式 3指数はいずれも続落 エヌビディアが急落
16日の米国株式市場の主要3指数はいずれも続落した。ダウは前日比699.57ドル安(-1.73%)の39669.39ドルで引けた。半導体株の下げとパウエル米FRB議長の利下げに慎重な発言で、1000ドル弱安に下げ幅を広げる場面があった。30銘柄中、5銘柄が上昇し、25銘柄が下落した。エヌビディア(-6.87%)は性能の悪い中国向けAI半導体が米政府の輸出規制の対象となり、2-4月期に55億ドルの費用を計上すると発表したことが嫌気された。アムジェン(-4.29%)、アップル(-3.89%)も大きく下げた。良好な決算を発表したトラベラーズ(+1.13%)は堅調。ナスダックは大幅に続落し、同516.00ポイント安(-3.06%)の16307.16で引けた。IT、通信、輸送を中心に全業種が下落した。S&P500も大幅に続落し、同120.93ポイント安(-2.24%)の5275.70で引けた。IT、一般消費財などエネルギーを除く10業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
3月小売売上高・前月比 +1.4%(2月は+0.2%)
3月鉱工業生産・前月比 -0.3%(2月は+0.8%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/16 09:46 米国株式 <IGM>米国株式 主要3指数は反落 前日までの続伸に調整入る
- <IGM>米国株式 主要3指数は反落 前日までの続伸に調整入る
15日の米国株式市場の主要3指数はいずれも3日ぶりに反落した。ダウは前日比155.83ドル安(-0.38%)の40368.96ドルで引けた。30銘柄中、9銘柄が上昇し、21銘柄が下落した。中国が国内の航空会社に自社の航空機の追加納入を禁止したボーイング(-2.36%)が急落し、キャタピラー(-1.57%)やアマゾン(-1.39%)も安い。エヌビディア(+1.35%)はしっかり。ナスダックは3日ぶりに小反落し、同8.31ポイント安(-0.04%)の16823.16で引けた。その他金融、輸送、バイオなどが下落し、銀行、通信、ITは上昇した。S&P500も3日ぶりに反落し、同9.34ポイント安(-0.17%)の5396.63で引けた。一般消費財、ヘルスケアなど7業種が下落し、IT、金融など4業種は上昇した。
(経済指標) (発表値)
4月NY連銀製造業景気指数 -8.1(3月は-20.0)
3月輸入物価・前月比 -0.1%(2月は+0.2%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/15 09:31 米国株式 <IGM>米国株式 主要3指数は続伸 電子関連製品の関税除外を好感
- <IGM>米国株式 主要3指数は続伸 電子関連製品の関税除外を好感
14日の米国株式市場では、主要3指数が続伸した。米政権が11日にスマホやパソコンなどの電子関連製品を相互関税から除外すると発表したことを好感した。3日から25%の課税が始まっている自動車についても何等か措置が講じられる可能性が指摘され、関連銘柄が買われた。ダウは続伸し、前営業日比312.08ドル高(+0.77%)の40524.79ドルで引けた。30銘柄中、21銘柄が上昇し、9銘柄が下落した。アムジェン(+2.78%)、トラベラーズ(+2.33%)、アップル(+2.21%)が急伸する一方、ユナイテッド・ヘルス(-2.07%)は2024年12月4日以来の高値から急反落した。ナスダックも続伸し、同107.02ポイント高(+0.63%)の16831.48で引けた。金融、バイオを中心に2日続けて全業種が上昇した。S&P500も続伸し、同42.61ポイント高(+0.79%)の5405.97で引けた。不動産、公益、生活必需品を中心に、一般消費財を除く10業種が上昇した。
(経済指標) (発表値
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/14 09:32 米国株式 <IGM>米国株式 週末前の買い戻しで反発
- <IGM>米国株式 週末前の買い戻しで反発
11日の米国株式市場では、米中の貿易摩擦の激化が続くなかで、金融株の買いを牽引役として買い戻しが優勢となった。ダウは反発し、前日比619.05ドル安(+1.56%)の40212.71ドルで引けた。30銘柄中、26銘柄が上昇し、4銘柄が下落した。アップル(+4.06%)、1-3月期の1株利益が市場予測を上回ったJPモルガン(+4.00%)、エヌビディア(+3.12%)が急伸した。前日下落率3位のウォルト・ディズニー(-0.40%)、セールスフォース(-0.05%)は下げた。ナスダックは急反発し、同337.14ポイント高(+2.05%)の16724.45で引けた。バイオ、ITを中心に全業種が上昇した。S&P500は反発し、同95.31ポイント高(+1.80%)の5363.36で引けた。素材、IT、エネルギーを中心に全11業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
3月卸売物価指数(PPI)・前年比 +2.7%(2月は+3.2%)
3月コアPPI・前年比 +3.3%(2月は+3.5%)
4月消費者態度指数(速報値) 50.8(3月は57.0)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/11 09:43 米国株式 <IGM>米国株式 米中貿易摩擦激化の思惑で急反落
- <IGM>米国株式 米中貿易摩擦激化の思惑で急反落
10日の米国株式市場では、米国の対中関税比率が125%ではなく145%であることが判明し、両国間の貿易摩擦激化の思惑が強まった。主要3指数は前日の記録的な上昇の30-40%程度を吐き出して急落した。ダウは急反落し、前日比1014.79ドル安(-2.49%)の39593.66ドルで引けた。30銘柄中、6銘柄が上昇し、24銘柄が下落した。ナイキ(-8.29%)、シェブロン(-7.57%)、ウォルト・ディズニー(-6.79%)の下げが目立った。ユナイテッド・ヘルス(+2.75%)は大幅に続伸した。ナスダックも急反落し、同737.66ポイント安(-4.30%)の16387.31で引けた。銀行、輸送を中心に全業種が下落した。S&P500も急反落し、同188.85ポイント高(-3.46%)の5268.05で引けた。エネルギー、ITなど生活必需品を除く10業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
3月消費者物価指数・前年比 +2.4%(2月は+2.8%)
新規失業保険申請件数 22.3万件(前週は21.9万件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/10 09:44 米国株式 <IGM>米国株式 主要3指数はいずれも記録的な上昇
- <IGM>米国株式 主要3指数はいずれも記録的な上昇
9日の米国株式市場では、米「相互関税」の適用が90日間停止されたことで、主要3指数はいずれも記録的な上昇となった。ダウは5日ぶりに急反発し、前日比2962.86ドル高(+7.87%)の40608.45ドルで引けた。上げ幅と3503ドルの日中変動幅はいずれも過去最高を更新した。全30銘柄が上昇した。エヌビディア(+18.72%)、ボーイング(+15.37%)、アップル(+15.33%)など9銘柄が2桁%の上昇率を記録した。ナスダックも急反発し、同1857.06ポイント高(+12.16%)の17124.97で引けた。上昇率は2001年1月以来の最高となった。IT、輸送、工業が2桁%の上昇率を記録するなど、全業種が上昇した。S&P500も5日ぶりに急反発し、同474.13ポイント高(+9.51%)の5456.90で引けた。上昇率は2008年10月来の最高を更新した。2桁%上昇のITと一般消費財を中心に全業種が上昇した。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/9 09:30 米国株式 <IGM>米国株式 対中104%関税宣言でマイナスに転落
- <IGM>米国株式 対中104%関税宣言でマイナスに転落
8日の米国株式市場では、ホワイトハウスが中国に対する104%の関税賦課を宣言し、米中貿易戦争がさらに激化するとの見方で、主要3指数はいずれもプラスからマイナスに転じた。ダウは4日続落し、前日比320.01ドル安(-0.84%)の37645.59ドルと2024年1月18日以来の安値で引けた。1461ドル高から861ドル安に急落した。全30銘柄中、上昇は5、下落は25。アップル(-4.98%)が連日の下落率トップとなり、ナイキ(-4.21%)も急落した。ユナイテッド・ヘルス(+5.41%)は急反発し、2024年12月10日以来の安値を更新した。ナスダックは急反落し、同335.34ポイント安(-2.14%)の15267.93と2024年1月以来の安値で引けた。バイオ、輸送を中心に保険を除く全業種が下落した。S&P500は4日続落し、同79.48ポイント安(-1.57%)の4982.77と2024年4月以来の安値で引けた。素材、一般消費財を中心に全業種が下落した。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/8 09:42 米国株式 <IGM>米国株式 貿易摩擦問題の過度の悲観論が後退 ナスダックは小反発
- <IGM>米国株式 貿易摩擦問題の過度の悲観論が後退 ナスダックは小反発
7日の米国株式市場では、貿易摩擦問題を関税の応酬ではなく前向きな協議で解決しようとする動きが確認されており、過度の悲観論の後退が下支え要因として働いた。ダウは3日続落し、前営業日比349.26ドル安(-0.91%)の37965.60ドルと2024年5月1日以来の安値で引けた。1702ドル安から関税の一時停止報道で892ドル高と回復したが、ホワイトハウスが報道を否定したため、再度下げに転じた。全30銘柄中、上昇は8、下落は22。アップル(-3.67%)、ホームデポ(-3.50%)、トラベラーズ(-3.48%)が急落する一方、エヌビディア(+3.53%)は急反発した。ナスダックは3日ぶりに小反発し、同15.47ポイント高(+0.09%)の15603.26で引けた。保険、バイオなど6業種が下落し、IT、銀行は上昇した。S&P500は3日続落し、同11.83ポイント安(-0.23%)の5062.25で引けた。不動産、素材など9業種が下落したが、通信サービスとITは上昇した。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
欧州株式
-
- 2025/5/9 17:20 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
9日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。米国、英国が2国間の貿易協定を締結することで合意したのに続き、今週末に貿易問題に関する米中閣僚級協議が予定されており、トランプ米政権と主要貿易相手国との協議進展への期待が相場を押し上げている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.39%高の8,565.13。現在は0.57%高の8,580.34近辺。指数構成全100銘柄中、82銘柄が値上がり、17銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。前日に大幅に下げた電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(+4.42%)が反発しており、石油のBP(+2.60%)やスポーツウェア等小売りのJDスポーツ・ファッション(+2.39%)なども上げている。一方、航空宇宙・防衛関連のBAEシステムズ(-1.15%)やたばこのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(-1.11%)、衣料小売りのネクスト(-0.73%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.55%高の23,480.38で寄り付き、現在は0.67%高の23,508.87近辺。指数構成全40銘柄中、29銘柄が値上がり、11銘柄が値下がり。JPモルガンが目標株価を引き上げた重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(+2.62%)が買われており、第1四半期利益が予想を上回ったコメルツ銀行(+2.59%)も上げている。一方、保険のアリアンツ(-3.30%)やオンライン衣料販売のザランド(-0.78%)などは安い。
仏CAC40指数は前日比0.49%高の7,732.02で寄り付き、現在は0.57%高の7,737.99近辺。指数構成全40銘柄中、34銘柄が値上がり、6銘柄が値下がり。半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+2.48%)やコンサルティングのキャップジェミニ(+1.90%)、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(+1.87%)などが上げている。一方、航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.50%)や銀行のソシエテ・ジェネラル(-0.64%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/9 07:40 欧州株式 <IGM>欧州株式 米国と貿易協定で合意の英国は続落 独仏は反発
- <IGM>欧州株式 米国と貿易協定で合意の英国は続落 独仏は反発
8日の欧州株は英国が続落、独仏は反発した。この日合意が発表された米英貿易協定で英から米への輸出品に対する10%の相互関税が維持されたことや、2月以来の追加利下げを決定した英中銀が利下げ加速を示唆しなかったことが、英国株の重荷になった。独仏株は今週末の米中閣僚級会談への期待感に支えられた。
英FTSE100は続落し、前日比27.72ポイント(0.32%)安の8531.61で引けた。100銘柄中、上昇は56銘柄、下落は44銘柄であった。電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(-8.40%)は第1四半期の減益、電力・ガスのセントリカ(-7.57%)は温暖な気候が家庭向けエネルギー部門の業績の足枷になっていると指摘し、いずれも急落した。医薬品アストラゼネカ(-3.52%)、上下水道セバーン・トレント(-3.15%)、不動産ランド・セキュリティーズ(-2.39%)、通信BTグループ(-2.37%)も大きく下げた。一方、航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+5.21%)は急反発し、通期業績見通しを維持したエンジニアリングIMI(+5.13%)とUBSが投資判断/目標株価を引き上げたエンジニアリングのウィアー・グループ(+4.07%)も大幅高となった。
独DAX40は3日ぶりに反発し、前日比236.73ポイント(1.02%)高の23352.69と3月18日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は25銘柄、下落は15銘柄であった。第1四半期決算がともに市場予測を上回った建材ハイデルベルク・マテリアルズ(+4.80%)と防衛機器・自動車部品ラインメタル(+4.13%)が急伸し、前日下落率2位のオンライン衣料販売ザランド(+4.49%)、自動車フォルクスワーゲン(+3.64%)、前日上昇率3位の同ポルシェ(+3.62%)、第1四半期に大幅な増益となった発送電技術シーメンス・エナジー(+3.32%)も大幅高。一方、自動車メルセデス・ベンツ・グループ(-5.78%)、ハノーバー再保険(-2.78%)は急落し、不動産ヴォノヴィア(-1.68%)も安い。
仏CAC40は4日ぶりに反発し、同67.60ポイント(0.89%)高の7694.44で引けた。40銘柄中、上昇は30銘柄、下落は8銘柄、2銘柄は変わらずであった。自動車ステランティス(+5.11%)と同ルノー(+2.91%)は急伸し、航空・防衛サフラン(+3.09%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(+2.56%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+2.54%)、前日下落率2位の高級ブランドのケリング(+2.48%)も大幅高となった。一方、電力・ガスのエンジー(-1.96%)、通信オランジュ(-1.72%)、食品ダノン(-1.07%)など景気変動による業績への影響が小さいディフェンシブ銘柄の軟調が目立った。
(経済指標) (発表値)
英4月RICS住宅価格指数 -3(3月は+2)
独3月鉱工業生産・前月比 +3.0%(2月は-1.3%)
独3月貿易収支 +211億ユーロ(2月は+179億ユーロ)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/8 17:26 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反発して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反発して始まる
8日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反発して始まった。トランプ米大統領は貿易協定の第1弾について、8日に記者会見を開くと発表しており、関税交渉進展への期待が相場下支えになっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.35%高の8,589.50。現在は0.18%高の8,574.54近辺。指数構成全100銘柄中、73銘柄が値上がり、26銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。2025年通期業績見通しを維持したエンジニアリングのIMI(+4.29%)や第1四半期利益が市場予想を上回った製紙のモンディ(+3.29%)、UBSが投資判断、目標株価を引き上げたエンジニアリングのウィアー・グループ(+3.12%)などが買われている。一方、第1四半期減益の電気通信・モバイルマネーサービスのエアテル・アフリカ(-8.63%)のほか、ガス供給のセントリカ(-7.54%)、通信のボーダフォングループ(-2.79%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.65%高の23,265.77で寄り付き、現在は0.64%高の23,265.01近辺。指数構成全40銘柄中、23銘柄が値上がり、17銘柄が値下がり。1-3月期大幅増益となり、4-9月期もトランプ関税の影響は限定的との見通しを示した重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(+3.47%)が買われており、半導体のインフィニオンテクノロジーズ(+3.55%)やセメントのハイデルベルク・マテリアルズ(+2.15%)なども高い。一方、自動車のメルセデス・ベンツグループ(-7.00%)やハノーバー再保険(-2.92%)、医薬・農薬のバイエル(-1.92%)などは下げている。
仏CAC40指数は前日比0.40%高の7,657.03で寄り付き、現在は0.55%高の7,668.82近辺。指数構成全40銘柄中、31銘柄が値上がり、9銘柄が値下がり。半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+2.99%)やコンサルティングのキャップジェミニ(+2.37%)、電気機器のルグラン(+2.18%)などが上げている。一方、電力・ガスのエンジー(-1.03%)や通信のオランジュ(-0.86%)、スーパーのカルフール(-0.44%)などは安い。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/8 07:37 欧州株式 <IGM>欧州株式 英国は17日ぶりに反落 医薬品株の軟調目立つ
- <IGM>欧州株式 英国は17日ぶりに反落 医薬品株の軟調目立つ
7日の欧州株は下落した。米FRBの金融政策発表を引け後に控えており、前日までの過去最長の16連騰で12%弱上昇した英国のみならず、幅広い利益確定売りが入った。米大統領が週初に2週間以内の関税措置を発表すると言及した医薬品株は、ワクチンに懐疑的な大学教授が米食品医薬品局の生物製剤評価・研究センターを率いるとの報道も重荷となって売られた。
英FTSE100は17日ぶりに反落し、前日比38.09ポイント(0.44%)安の8559.33で引けた。100銘柄中、上昇は42銘柄、下落は57銘柄、1銘柄は変わらずであった。医薬品GSK(-4.90%)はモルガンスタンレーの目標株価引き下げもあって急反落し、害虫駆除レントキル・イニシャル(-3.26%)、衣料品・食品アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(-2.40%)も急落した。防衛・航空宇宙BAEシステムズ(-2.34%)は通期業績見通しを据え置いたにもかかわらず急反落し、不動産投信セグロ(-2.27%)も急落した。一方、オンライン賭博エンテイン(+2.33%)はCEOの正式な就任が好感され、JDスポーツファッション(+2.22%)、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(+2.11%)とともに大幅高となった。
独DAX40は続落し、前日比133.69ポイント(0.58%)安の23115.96で引けた。40銘柄中、上昇は11銘柄、下落は29銘柄であった。医療機器ザルトリウス(-3.46%)、前日下落率2位のオンライン衣料販売ザランド(-3.31%)、発送電技術シーメンス・エナジー(-2.66%)、医薬品バイエル(-2.54%)、建材ハイデルベルク・マテリアルズ(-2.24%)、医薬品メルク(-2.18%)は大幅安となった。一方、透析器フレゼニウス・メディカル・ケア(+3.90%)は連日の上昇率トップとなり、前日下落率3位の半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+2.91%)、自動車ポルシェ(+2.61%)も急伸した。
仏CAC40は3日続落し、同70.08ポイント(0.91%)安の7626.84で引けた。40銘柄中、上昇は11銘柄、下落は28銘柄、1銘柄は変わらずであった。医薬品サノフィ(-4.31%)、高級ブランドのケリング(-2.72%)、水・廃棄物処理ヴェオリア・エンバイロンメント(-2.10%)が大幅安となり、前日下落率3位の化粧品ロレアル(-1.76%)、同上昇率トップのビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(-1.45%)、硝子サンゴバン(-1.41%)も下げた。一方、第1四半期売上が市場予測を上回った電気設備ルグラン(+3.02%)は急伸し、小売カルフール(+0.77%)、半導体STマイクロエレクトロニクス(+0.65%)も高い。
(経済指標) (発表値)
独3月鉱工業受注・前月比 +3.6%(2月は0.0%)
仏3月貿易収支 -62.48億ユーロ(2月は-77.0億ユーロ)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/7 17:26 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小甘く、独は小じっかりに始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英仏は小甘く、独は小じっかりに始まる
7日の欧州株式市場寄り付きは、英仏株は小甘く、独株は小じっかりに始まった。中国人民銀行が金融緩和政策を発表し、本日の中国株が続伸したことなどが下支えになっている一方、トランプ米大統領は5日に、今後2週間以内に医薬品への関税について発表すると述べたことが伝えられており、依然としてトランプ関税に対する警戒感は重荷となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.04%安の8,594.16。現在は0.32%安の8,569.61近辺。指数構成全100銘柄中、35銘柄が値上がり、60銘柄が値下がり、5銘柄は変わらず。モルガン・スタンレーが目標株価を引き下げた医薬品のGSK(-4.52%)やドイツ銀行が投資判断を引き下げた通信のBTグループ(-3.22%)などが売られている。一方、鉱業・資源商社のグレンコア(+1.86%)や酒造のディアジオ(+1.72%)などは上げている。
独DAX40指数は前日比0.01%高の23,252.95で寄り付き、現在は0.19%高の23,293.28近辺。指数構成全40銘柄中、18銘柄が値上がり、21銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。第1四半期利益が市場予想を上回り、2025年通期業績見通しを据え置いた自動車のBMW(+3.77%)が買われており、同業のポルシェ(+2.37%)やフォルクスワーゲン(+1.52%)なども上げている。一方、医薬品製造機器のザルトリウス(-3.68%)や日用品・化粧品のバイヤスドルフ(-1.64%)、医薬・農薬のバイエル(-1.35%)などは安い。
仏CAC40指数は前日比0.37%安の7,668.18で寄り付き、現在は0.51%安の7,657.42近辺。指数構成全40銘柄中、14銘柄が値上がり、25銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。医薬品のサノフィ(-3.04%)や水処理のヴェオリア・エンバイロンメント(-2.07%)、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(-1.96%)などが下げている。一方、第1四半期売上が市場予想を上回った電気機器のルグラン(+2.15%)は買われており、自動車のステランティス(+0.90%)や半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+0.72%)などもしっかり。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/7 07:37 欧州株式 <IGM>欧州株式 英国は過去最長の16日続伸 独は10日ぶりに反落し仏は続落
- <IGM>欧州株式 英国は過去最長の16日続伸 独は10日ぶりに反落し仏は続落
6日の欧州株は英国が過去最長の続伸局面を16日間に伸ばす一方、独は首相指名選挙でキリスト教民主・社会同盟のメルツ党首が第1回目の投票で過半数の支持を得られなかったことが嫌気され、2024年8月以来の10日続伸を達成できなかった。
英FTSE100は16日続伸し、前営業日の2日比1.07ポイント(0.01%)高の8597.42と4月2日以来の高値で引けた。買い先行後は大半の取引がマイナス圏で行われたが、英中銀の8日の利下げが有力視されていることもあって、1984年の指数公表後の最長続伸記録を2営業日連続で更新した。100銘柄中、上昇は59銘柄、下落は39銘柄、2銘柄は変わらずであった。金先物相場の3日続伸で、金鉱エンデバー・マイニング(+5.23%)と鉱業フレスニロ(+4.73%)がそれぞれ上場来高値と2021年1月以来の高値を更新した。前日下落率トップのJセインズベリー(+3.42%)は幅広い小売株買いに便乗し、前日上昇率3位の防衛・航空宇宙バブコック・インターナショナル(+2.79%)は2017年7月以来の水準に大幅続伸した。オンライン賭博エンテイン(+2.38%)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(+2.20%)も大幅高。一方、小売マークス・アンド・スペンサー(-4.66%)は4月にサイバーアタックを受けたオンライン注文の復旧に手間取っていることが嫌気された。銀行スタンダード・アンド・チャータード(-3.69%)、鉱業アングロ・アメリカン(-3.09%)も急落した。
独DAX40は10日ぶりに反落し、前日比94.89ポイント(0.41%)安の23249.65で引けた。40銘柄中、上昇は13銘柄、下落は25銘柄、2銘柄は変わらずであった。日用品バイヤスドルフ(-4.14%)はジェフリーズの目標株価引き下げで急落し、オンライン衣料販売ザランド(-3.35%)は第1四半期決算発表後の上昇分を維持できなかった。半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-2.46%)、自動車ポルシェ(-2.18%)は大幅安となり、医薬品メルク(-1.55%)、スポーツ用品アディダス(-1.25%)も安い。一方、透析器フレゼニウス・メディカル・ケア(+5.19%)は本体事業の増収増益が好感され、自動車部品コンチネンタル(+2.40%)も急伸した。
仏CAC40は続落し、同31.01ポイント(0.40%)安の7696.92で引けた。40銘柄中、上昇は17銘柄、下落は23銘柄であった。光学機器エシロールルックスオティカ(-2.41%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(-2.39%)、化粧品ロレアル(-2.24%)が急落し、半導体STマイクロエレクトロニクス(-1.98%)、電気設備ルグラン(-1.29%)、鉄鋼アルセロールミタル(-1.19%)も下げた。一方、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+3.74%)は急伸し、自動車ルノー(+1.50%)もしっかり。
5月2日の英FTSE100は前日比99.55ポイント(1.17%)高の8596.35、DAX40は同589.67ポイント(2.62%)高の23086.65、仏CAC40は同176.61ポイント(2.33%)高の7770.48で引けた。5日の英国はメーデーで休場、独DAX40は同257.89ポイント(1.12%)高の23344.54、仏CAC40は同42.55ポイント(0.55%)安の7727.93で引けた。
(経済指標) (発表値)
英4月サービス業景気指数 49.0(3月は52.5)
独4月サービス業景気指数 49.0(3月は50.9)
仏4月サービス業景気指数 47.3(3月は47.9)
仏3月鉱工業生産・前月比 +0.2%(2月は+1.0%)
ユーロ圏4月サービス業景気指数 50.1(3月は51.0)
2日
独4月製造業景気指数 48.4(3月は48.3)
仏4月製造業景気指数 48.7(3月は48.5)
ユーロ圏4月製造業景気指数 49.0(3月は48.6)
ユーロ圏4月消費者物価指数(速報値)・前年比 +2.2%(3月は+2.2%)
ユーロ圏3月失業率 6.2%(2月は6.2%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/2 16:39 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇
2日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。中国が本日、米国による貿易協議開始の提案について検討中であると発表したことを受けて、米中貿易摩擦激化への懸念が後退した。金属相場が上昇していることも、関連株への買いを促進。英スタンダードチャータード銀行と同業のナットウエスト・グループの1-3月期決算が増益だったことも、好感されている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.69%高の8,555.24。現在は0.80%高の8,564.92近辺。指数構成全100銘柄中、76銘柄が値上がり、20銘柄が値下がり、4銘柄は変わらず。個別では、銀行のナットウエスト・グループ(+3.11%)や鉱業のアングロ・アメリカン(+2.98%)、資源商社のグレンコア(+2.76%)などが堅調。一方、教育事業のピアソン(-3.66%)や電力のSSE(-1.05%)は値を下げている。
独DAX40指数は前日比1.18%高の22,761.35で寄り付き、現在は1.31%高の22,791.35近辺。指数構成全40銘柄中、32銘柄が値上がり、6銘柄が値下がり。2銘柄は変わらず。個別では、重電・エネルギー関連のシーメンス・エナジー(+4.56%)や航空機製造のエアバス・グループ(+3.83%)、医薬・農薬のバイエル(+3.08%)などが上昇。一方、ミュンヘン再保険(-3.34%)や電力のRWE(-3.22%)は下落している。
仏CAC40指数は前日比1.53%高の7,710.08で寄り付き、現在は1.38%高の7,698.96近辺。指数構成全40銘柄中、34銘柄が値上がり、6銘柄が値下がり。個別では、電気機器のシュナイダーエレクトリック(+3.45%)や鉄鋼のアルセロール・ミタル(+3.28%)、ホテルのアコー(+2.71%)などが堅調。一方、コールセンター等カスタマーケアのテレパフォーマンス(-2.03%)や電力・ガスのエンジー(-0.85%)は軟調に推移している。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/2 07:39 欧州株式 <IGM>欧州株式 英株は14日続伸で過去最長に並ぶ 独仏は休場
- <IGM>欧州株式 英株は14日続伸で過去最長に並ぶ 独仏は休場
1日の英国株は14日続伸した。過去最長を記録した2016年12月22日-1月13日に並んだ。22日の欧州を起点とする主要3極の株高の連鎖は8日目に突入した。利益確定売りと好業績を発表した銘柄の買いが交錯したが、米国株がハイテク株の堅調で続伸したため、終盤の買いでプラス圏の引けとなった。独仏はレーバー・デーで休場。取引再開は2日。
英FTSE100は小幅ながら14日続伸し、前日比1.95ポイント(0.02%)高の8496.80と2日以来の高値で引けた。100銘柄中、上昇は68銘柄、下落は31銘柄、1銘柄は変わらずであった。資産管理セント・ジェームズ・プレイス(+6.79%)、好調な予約見通しと自社株買い計画を発表したホテル・レストランのウィットブレッド(+5.79%)、投資信託ポーラー・キャピタル・テクノロジー・トラスト(+4.33%)、第1四半期の好業績が継続する見通しを示した情報・出版インフォーマ(+4.23%)、格安航空イージージェット(+4.04%)、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(+4.03%)は急伸した。一方、銀行ロイズ・バンキング・グループ(-2.65%)は米国の関税リスクで貸倒引当金を3.09億ポンドに積み増すとともに、税引き前利益が7%減少したことが嫌気された。衣料品・食品アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(-2.33%)、ロンドン証券取引所(-2.28%)は大幅安となった。
独仏株はレーバー・デーで休場。取引再開は2日。
(経済指標) (発表値)
英4月製造業景気指数 45.4(3月は44.9)
英3月住宅ローン承認件数 64300件(2月は65481件)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/1 16:39 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英は14日ぶり小幅反落 独仏は休場
- <IGM>欧州株式寄り付き 英は14日ぶり小幅反落 独仏は休場
1日の欧州株式市場寄り付きは、英が小幅ながら14営業日ぶりに反落して始まった。独仏など他の欧州市場が休場のため取引が閑散となる中、主要企業の業績発表を前に、警戒感から売りが先行した。このところの堅調基調を背景に、利食い売りも入っている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.07%安の8,489.30。現在は0.01%安の8,493.80近辺。指数構成全100銘柄中、49銘柄が値上がり、47銘柄が値下がり、4銘柄は変わらず。個別では、石油のBP(-2.02%)や銀行のロイズ・バンキング・グループ(-1.80%)、ガス供給のセントリカ(-1.87%)などが下落。一方、ホテル・レストラン等のホイットブレッド(+4.36%)や航空機エンジンのロールス・ロイス・ホールディングス(+3.02%)は上昇している。
独市場と仏市場はともにメーデーのため休場。取引再開は2日の予定。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/5/1 07:53 欧州株式 <IGM>欧州株式 上昇 米GDPで一時下げるもプラス圏を回復 英は13日続伸
- <IGM>欧州株式 上昇 米GDPで一時下げるもプラス圏を回復 英は13日続伸
30日の欧州株は上昇した。米政権の関税政策が世界経済の失速につながるとの警戒感が後退しつつあり、22日の欧州を起点とする主要3極の株高の連鎖は7日目に突入した。1-3月期の米経済がマイナス成長に転落したことが判明し、米国株安につれて下げに転じる場面もあったが、米国株は利下げ期待で持ち直したため、英独仏株はいずれもプラス圏を回復した。
英FTSE100は13日続伸し、前日比31.39ポイント(0.37%)高の8494.85と2日以来の高値で引けた。13日続伸は14日間連続で上昇した2016年12月22日-1月13日以来。100銘柄中、上昇は66銘柄、下落は33銘柄、1銘柄は変わらずであった。医療機器スミス・アンド・ネフュー(+5.82%)は第1四半期の増収と通期業績見通しの据え置きを発表し、飲料コカ・コーラHBC(+3.89%)は新興国の需要増で第1四半期利益が市場予測を上回った。医薬品GSK(+3.60%)は第1四半期の増収と通期業績見通しの維持を発表した。バークレイズが目標株価を引き上げた教育ピアソン(+3.59%)、電力SSE(+2.92%)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(+2.78%)も大幅高となった。一方、第1四半期の銅生産が前年から30%減少した資源商社グレンコア(-7.39%)は大幅に3日続落し、鉱業アングロ・アメリカン(-4.63%)、同アントファガスタ(-3.60%)も急落した。
独DAX40は7日続伸し、同71.15ポイント(0.32%)高の22496.98と1日以来の高値で引けた。7日続伸は8日間連続で上昇した1月14-23日以来。40銘柄中、上昇は24銘柄、下落は16銘柄であった。ドイツ証券取引所(+3.73%)は第1四半期の収入が市場予測を下回ったことで売られた前日の反動で急反発し、前日上昇率トップの防衛機器・自動車部品ラインメタル(+3.13%)、不動産ヴォノヴィア(+2.81%)、通信ドイツ・テレコム(+2.27%)、航空機エアバス(+2.14%)、医療機器フレゼニウス(+2.10%)も大幅高となった。一方、モルガンスタンレーが投資判断の引き下げたオンライン衣料販売ザランド(-5.22%)、前日下落率2位のスポーツ用品アディダス(-4.13%)、前日上昇率3位のコメルツ銀行(-3.33%)は急落した。
仏CAC40は反発し、同38.00ポイント(0.50%)高の7593.87で引けた。40銘柄中、上昇は28銘柄、下落は12銘柄であった。バウチャー発行サービスのエデンレッド(+4.98%)、第1四半期の好業績を発表した銀行ソシエテ・ジェネラル(+3.75%)、ビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+2.55%)、ビジネス・プロセス・アウトソーシングのテレパフォーマンス(+2.51%)、航空機エアバス(+2.19%)、前日上昇率2位の防衛・電子機器タレス(+2.17%)が大幅高となった。一方、銀行クレディ・アグリコル(-4.41%)は国内の法人税払いの増加で第1四半期が減益となった。石油トタルエナジーズ(-2.27%)、自動車ステランティス(-1.91%)も下げた。
(経済指標) (発表値)
独1-3月期GDP(速報値)・前期比 +0.2%(10-12月期は-0.2%)
独4月消費者物価指数(速報値)・前年比 +2.2%(3月は+2.3%)
仏1-3月期GDP(速報値)・前期比 +0.1%(10-12月期は-0.1%)
仏4月消費者物価指数(速報値)・前年比 +0.8%(3月は+0.9%)
仏3月消費支出・前月比 -1.0%(2月は-0.2%)
ユーロ圏1-3月期GDP(速報値)・前期比 +0.4%(10-12月期は+0.2%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/30 17:21 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも上昇して始まる
30日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも上昇して始まった。トランプ米政権の関税政策に対する警戒感が緩和した状態が続き、相場底堅さをもたしている。一方、このところの相場上昇で高値警戒感も生じており、寄り付き後は売りも目立ち伸び悩んでいる。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.21%高の8,481.50。現在は0.01%高の8,464.65近辺。指数構成全100銘柄中、65銘柄が値上がり、34銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。2025年通期業績見通しを据え置いた医療機器のスミス・アンド・ネフュー(+4.97%)が買われており、第1四半期利益が市場予想を上回った飲料のコカ・コーラHBC(+2.82%)も高い。衣料小売・食品のアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ(+2.46%)や医薬品のGSK(+2.17%)なども上げている。一方、第1四半期の銅生産が前年同期比30%減少した鉱業のグレンコア(-4.13%)は下げており、同業のアントファガスタ(-2.83%)やアングロ・アメリカン(-2.52%)なども安い。
独DAX40指数は前日比0.42%高の22,520.49で寄り付き、現在は0.56%高の22,552.41近辺。指数構成全40銘柄中、28銘柄が値上がり、11銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。第1四半期業績が市場予想を上回った郵便のドイツポスト(+3.11%)が買われており、通信のドイツテレコム(+2.49%)や透析器のフレゼニウス・メディカル・ケア(+2.31%)なども上げている。一方、モルガン・スタンレーが投資判断を引き下げたオンライン衣料販売のザランド(-3.05%)は売られており、コメルツ銀行(-2.29%)やドイツ銀行(-1.17%)なども安い。
仏CAC40指数は前日比0.41%高の7,586.65で寄り付き、現在は0.37%高の7,583.96近辺。指数構成全40銘柄中、33銘柄が値上がり、7銘柄が値下がり。第1四半期業績が市場予想を上回った銀行のソシエテ・ジェネラル(+4.96%)が買われており、バウチャー発行サービスのエデンレッド(+4.14%)や医薬品のサノフィ(+2.14%)なども高い。一方、鉄鋼のアルセロール・ミタル(-3.87%)や銀行のクレディ・アグリコル(-3.68%)、石油のトタルエナジーズ(-3.74%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/30 08:04 欧州株式 <IGM>欧州株式 英は12日続伸 独は6日続伸 好調な決算発表銘柄に買い
- <IGM>欧州株式 英は12日続伸 独は6日続伸 好調な決算発表銘柄に買い
29日の欧州株は英独が続伸した。米国が輸入自動車部品への関税を引き下げることへの期待感や好調な決算を発表した銘柄への買いで、22日の欧州を起点とする主要3極の株高の連鎖は6日目に入った。仏は反落した。
英FTSE100は12日続伸し、前日比46.12ポイント(0.55%)高の8463.46と3日以来の高値で引けた。12日続伸は14日間連続で上昇した2016年12月22日-1月13日以来。100銘柄中、上昇は71銘柄、下落は27銘柄、2銘柄は変わらずであった。前日上昇率3位の台所製品・建具ハウデン・ジョイナリー・グループ(+4.60%)は売上好調で2月末以来の高値を更新し、前日上昇率トップのオンライン賭博エンテイン(+3.28%)は新CEOの就任を発表した。防衛・航空宇宙BAEシステムズ(+2.92%)、前日上昇率2位の小売キングフィッシャー(+2.83%)、第1四半期利益が市場予測を上回るとともに30億ドルの自社株買いに着手した銀行HSBC(+2.63%)、前日下落率2位の銀行スタンダード・アンド・チャータード(+2.43%)も急伸した。一方、衣料品・食品アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(-9.16%)は12月4日以来の高値から急反落した。上半期の減収減益が嫌気された。石油BP(-2.43%)は第1四半期に70%減益となり、建機レンタルのアシュテッド・グループ(-2.37%)も急落した。
独DAX40は6日続伸し、同154.16ポイント(0.69%)高の22425.83と1日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は24銘柄、下落は16銘柄であった。前日下落率トップの防衛機器・自動車部品ラインメタル(+8.51%)は第1四半期の大幅な増収増益で急反発し、第1四半期利益が市場予測を上回ったドイツ銀行(+5.04%)、コメルツ銀行(+3.98%)、化学シムライズ(+3.59%)、ソフトウェアSAP(+2.33%)、発送電技術シーメンス・エナジー(+2.23%)も大幅高となった。一方、28日に通期売上高見通しを下方修正した自動車ポルシェ(-4.13%)、スポーツ用品アディダス(-3.22%)は急落し、半導体インフィニオン・テクノロジーズ(-1.92%)も下げた。
仏CAC40は6日ぶりに反落し、同17.89ポイント(0.24%)安の7555.87で引けた。時価総額上位5銘柄の内4銘柄が下げた。40銘柄中、上昇は25銘柄、下落は14銘柄、1銘柄は変わらずであった。電機シュナイダー・エレクトリック(-6.38%)は第1四半期決算発表後にドイツ銀行やモルガンスタンレーなどが目標株価を引き下げた。高級ブランドLVMH(-2.53%)、電気設備ルグラン(-2.37%)も急落し、ビジネスサポートのビューロー・ベリタス(-1.23%)、石油トタルエナジーズ(-1.08%)も軟調。一方、コンサルティングのキャップジェミニ(+5.67%)は第1四半期の増収で通期見通しを維持し、防衛・電子機器タレス(+2.44%)、化粧品ロレアル(+2.32%)とともに大幅高となった。
28日の英FTSE100は11日続伸し、前日比2.09ポイント(0.02%)高の8417.34で引けた。独DAX40は5日続伸し、同29.22ポイント(0.13%)高の22271.67で引けた。仏CAC40も5日続伸し、同37.50ポイント(0.50%)高の7573.76で引けた。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/28 17:16 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
28日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続伸して始まった。引き続き米中貿易摩擦の緩和期待が相場底堅さをもたらしている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.26%高の8,437.00。現在は0.33%高の8,443.17近辺。指数構成全100銘柄中、85銘柄が値上がり、14銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ギャンブル・電子ゲームのエンテイン(+2.96%)や酒造のディアジオ(+1.60%)などが上げており、ケプラーが投資判断を引き上げたエンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+2.10%)も高い。一方、小売りのマークス・アンド・スペンサー(-2.59%)やスタンダードチャータード銀行(-1.79%)、航空宇宙・防衛のバブコック・インターナショナル(-0.99%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.44%高の22,339.89で寄り付き、現在は0.33%高の22,315.49近辺。指数構成全40銘柄中、22銘柄が値上がり、17銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。コメルツ銀行(+1.79%)や航空機製造のエアバス(+1.69%)、自動車のポルシェ・オートモービル・ホールディング(+1.64%)などが上げている。一方、タイヤ・自動車部品のコンチネンタル(-2.78%)やハノーバー再保険(-0.93%)、医薬・農薬のバイエル(-0.94%)などは安い。
仏CAC40指数は前日比0.37%高の7,564.26で寄り付き、現在は0.46%高の7,570.56近辺。指数構成全40銘柄中、31銘柄が値上がり、8銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。自動車のステランティス(+1.84%)やルノー(+1.41%)、コンサルティングのキャップジェミニ(+1.27%)などが高い。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-1.58%)や電気機器のシュナイダーエレクトリック(-0.44%)、アイウェアメーカーのエシロールルックスオティカ(-0.51%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/28 07:21 欧州株式 <IGM>欧州株式 続伸 米中間の貿易摩擦緩和期待で 英国は10連騰
- <IGM>欧州株式 続伸 米中間の貿易摩擦緩和期待で 英国は10連騰
25日の欧州株は続伸した。米中がいずれも相手国からの輸入品に対する関税の引き下げや一部撤廃に動きつつあると報じられており、貿易摩擦の緩和に向けた期待感で22日の欧州を起点とする主要3極の株高の連鎖が4日目に入った。
英FTSE100は小幅ながら10日続伸し、前日比7.81ポイント(0.09%)高の8415.24と3日以来の高値で引けた。10日続伸は11日間連続で上昇した2019年12月11-27日以来。100銘柄中、上昇は57銘柄、下落は41銘柄、2銘柄は変わらずであった。航空宇宙メルローズ・インダストリーズ(+3.77%)、オンライン賭博エンテイン(+3.37%)、航空機エンジンのロールス・ロイス(+2.75%)、電気・ガスのセントリカ(+2.44%)が急伸した。資産管理セント・ジェームズ・プレイス(+2.30%)はドイツ銀行とHSBCが目標株価を引き下げたにもかかわらず大幅に4日続伸し、資産運用インターミディエイト・キャピタル・グループ(+2.17%)も大幅高となった。一方、日用品ユニリーバ(-2.21%)はドイツ銀行とUBSの目標株価引き下げで急落し、小売マークス・アンド・スペンサー(-2.16%)、金相場の急落を嫌気した鉱業フレスニロ(-2.14%)も大幅安。
独DAX40は4日続伸し、同177.94ポイント(0.81%)高の22242.45と2日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は28銘柄、下落は11銘柄、1銘柄は変わらずであった。航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+4.64%)、前日下落率2位の化学品卸売ブレンタグ(+4.44%)、建材ハイデルベルク・マテリアルズ(+3.78%)、前日上昇率3位の総合テクノロジーのシーメンス(+3.07%)、航空機エアバス(+2.42%)、医薬品バイエル(+2.27%)が急伸した。一方、傘下のTモバイルの第1四半期の加入者数が減少した通信ドイツ・テレコム(-4.79%)、オンライン衣料販売ザランド(-2.73%)はともに大幅続落し、前日下落率トップのコメルツ銀行(-1.71%)も下げた。
仏CAC40も4日続伸し、同33.48ポイント(0.45%)高の7536.26と3日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は25銘柄、下落は15銘柄であった。ホテルチェーンのアコー(+6.30%)は第1四半期の売上高が市場予測を上回った。硝子サンゴバン(+4.65%)、第1四半期の売上高好調で関税の影響を除けば通期目標を達成可能とした航空・防衛サフラン(+4.16%)、航空機エアバス(+2.43%)、電機シュナイダー・エレクトリック(+2.28%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(+2.20%)も大幅高となった。一方、バウチャー発行サービスのエデンレッド(-16.78%)は時価総額の6分の1を失い、2018年6月以来の安値を更新した。ブラジルで食事券発行の代行ビジネスの規制が変更され、事業への打撃が警戒された。前日下落率2位の防衛・電子機器タレス(-3.11%)、通信オランジュ(-2.95%)も急落した。
(経済指標) (発表値)
英3月小売売上高・前月比 +0.4%(2月は+0.7%)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/25 17:28 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
25日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続伸して始まった。トランプ米政権が中国に対する関税政策の強硬的姿勢を後退させており、また、中国政府は米国から輸入する一部の半導体製品やジェットエンジン等航空機部品などを報復関税の対象から除外したことも伝えられ、米中貿易摩擦の拡大懸念が緩和が引き続き相場を押し上げている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.25%高の8,428.87。現在は0.13%高の8,418.34近辺。指数構成全100銘柄中、67銘柄が値上がり、31銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。エンジニアリング企業等投資会社のメルローズ・インダストリーズ(+3.41%)や航空宇宙・防衛のバブコック・インターナショナル(+2.39%)、製紙のモンディ(+2.09%)などが上げている。一方、不動産ウェブサイトのライトムーブ(-2.41%)や金鉱のエンデバー・マイニング(-2.14%)、家庭用品のユニリーバ(-1.90%)などは下げている。
独DAX40指数は前日比0.66%高の22,210.51で寄り付き、現在は0.36%高の22,142.97近辺。指数構成全40銘柄中、34銘柄が値上がり、6銘柄が値下がり。航空用エンジンのMTUエアロ・エンジンズ(+3.52%)や航空機製造のエアバス(+2.87%)などが上げている。一方、傘下のTモバイルの第1四半期加入者数が市場予想を下回った通信のドイツテレコム(-2.63%)は売られており、オンライン衣料販売のザランド(-1.94%)も安い。
仏CAC40指数は前日比0.83%高の7,565.35で寄り付き、現在は0.78%高の7,561.32近辺。指数構成全40銘柄中、31銘柄が値上がり、9銘柄が値下がり。第1四半期売上が予想を上回ったホテルのアコー(+5.48%)が買われており、航空エンジンのサフラン(+4.93%)も高い。一方、コンサルティングのキャップジェミニ(-2.84%)や航空宇宙・防衛関連のタレス(-2.16%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/25 07:59 欧州株式 <IGM>欧州株式 続伸 利益確定売り先行も米株高で終盤に上昇が加速
- <IGM>欧州株式 続伸 利益確定売り先行も米株高で終盤に上昇が加速
24日の欧州株は続伸した。前日までの続伸に対する利益確定売りが先行したが、米中間の貿易摩擦はピークを超えたとの見方も多く、ダウが序盤にプラス圏を回復した流れを好感して終盤に上値追いが加速した。英独仏いずれも3分の2程度の銘柄が上昇した。
英FTSE100は小幅ながら9日続伸し、前日比4.25ポイント(0.05%)高の8407.43と3日以来の高値で引けた。9日続伸は11日間連続で上昇した2019年12月11-27日以来。100銘柄中、上昇は66銘柄、下落は34銘柄であった。エンジニアリングのウィアー・グループ(+4.54%)は鉱業関連の需要に牽引された第1四半期の好業績で急伸した。建機レンタルのアシュテッド・グループ(+3.29%)、鉱業アングロ・アメリカン(+2.67%)、第1四半期の業績が好調であった資産管理セント・ジェームズ・プレイス(+2.22%)も大幅高となった。資産運用インターミディエイト・キャピタル・グループ(+1.94%)、前日下落率3位の鉱業フレスニロ(+1.93%)も堅調。一方、保険リーガル・アンド・ゼネラル(-5.74%)と蒸気システムのスパイラックス・サーコ・エンジニアリング(-3.18%)はいずれも配当落ちで急落し、流通バンズル(-2.85%)も大幅安となった。
独DAX40は3日続伸し、同102.54ポイント(0.47%)高の22064.51と2日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は26銘柄、下落は14銘柄であった。半導体インフィニオン・テクノロジーズ(+7.08%)は大幅に3日続伸し、1-3月期売上高が2桁増となったスポーツ用品アディダス(+2.52%)、総合テクノロジーのシーメンス(+2.11%)も大幅高となった。発送電技術シーメンス・エナジー(+1.96%)、自動車ポルシェ・オートモービル・ホールディング(+1.96%)、自動車部品コンチネンタル(+1.78%)も堅調。一方、コメルツ銀行(-2.75%)は急反落し、化学品卸売ブレンタグ(-1.62%)、ミュンヘン再保険(-1.24%)も軟調。
仏CAC40も3日続伸し、同20.42ポイント(0.27%)高の7502.78と3日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は27銘柄、下落は11銘柄、2銘柄は変わらずであった。前日上昇率2位の半導体STマイクロエレクトロニクス(+5.27%)、自動車ルノー(+4.38%)と同ステランティス(+2.33%)、ビジネスサポートのビューロー・ベリタス(+3.76%)、工業用ガスのエア・リキード(+2.22%)が急伸した。一方、第1四半期の業績が予想に届かず、通期見通しを下方修正したソフトウェアのダッソー・システムズ(-5.11%)、前日下落率トップで第1四半期の受注が大幅に減少した防衛・電子機器タレス(-3.79%)、銀行BNPパリバ(-2.15%)は急落した。
(経済指標) (発表値)
独4月IFO企業景況感指数 86.9(3月は86.7)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/24 17:23 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも反落して始まる
24日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも反落して始まった。米中貿易摩擦の激化懸念が後退したことなどによる買いが一巡し、寄り付きは売り先行となっている。時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移していることも上値を重くしている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で0.11%安の8,394.25。現在は0.17%安の8,388.99近辺。指数構成全100銘柄中、37銘柄が値上がり、61銘柄が値下がり、2銘柄は変わらず。共に配当落ちの保険・資産運用のリーガル・アンド・ゼネラル(-5.78%)や蒸気システムのスパイラックス・グループ(-4.00%)が下げており、ギャンブル・電子ゲームのエンテイン(-2.53%)も安い。一方、金鉱のエンデバー・マイニング(+2.75%)やフレスニーヨ(+1.83%)、電力のSSE(+1.69%)などは上げている。
独DAX40指数は前日比0.33%安の21,890.10で寄り付き、現在は0.88%安の21,768.49近辺。指数構成全40銘柄中、13銘柄が値上がり、26銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。ソフトウェアのSAP(-3.60%)や化学品卸売のブレンタグ(-3.28%)、防衛・自動車部品のラインメタル(-1.95%)などが下げている。一方、半導体のインフィニオン・テクノロジーズ(+1.67%)やスポーツ用品のアディダス(+1.71%)、電力のRWE(+1.37%)などは上げている。
仏CAC40指数は前日比0.45%安の7,448.46で寄り付き、現在は0.79%安の7,423.16近辺。指数構成全40銘柄中、16銘柄が値上がり、24銘柄が値下がり。第1四半期業績が市場予想を下回り、通期業績見通しを下方修正したソフトウェアのダッソー・システムズ(-8.24%)や第1四半期売上が市場予想を下回ったファッション・アパレルのケリング(-6.57%)、第1四半期受注が大幅に減少した航空宇宙・防衛関連のタレス(-4.27%)などが売られている。一方、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+2.19%)や自動車のルノー(+2.27%)、乳製品等食品のダノン(+1.51%)などは上げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/24 08:22 欧州株式 <IGM>欧州株式 続伸 米中摩擦緩和への期待感がさらに強まる
- <IGM>欧州株式 続伸 米中摩擦緩和への期待感がさらに強まる
23日の欧州株は続伸した。米国が中国からの輸入品に対する関税の引き下げを検討との報道で貿易摩擦緩和への期待感がさらに強まるとともに、米FRB議長更迭論の後退で投資家心理が上向いた。好決算を発表した銘柄に対する個別の買いも追い風になった。
英FTSE100は8日続伸し、前日比74.58ポイント(0.90%)高の8403.18と3日以来の高値で引けた。8日続伸は2023年4月5-18日以来。100銘柄中、上昇は65銘柄、下落は35銘柄であった。銀行株や素材株の堅調が目立った。特殊化学クローダ・インターナショナル(8.19%)は第1四半期の売上が8%増加した。鉱業アントファガスタ(+7.03%)は投資家の景気循環株への回帰の流れに乗った。銀行株はスタンダード・アンド・チャータード(+6.36%)、HSBC(+5.61%)、バークレイズ(+4.91%)が急伸し、通期の利益見通しが市場予測を上回る可能性を指摘した防衛・航空宇宙バブコック・インターナショナル(+5.41%)は2018年7月以来の高値を更新した。一方、日用品レキット・ベンキーザー(-5.70%)は第1四半期売上高が市場予測に届かず、2024年10月14日以来の安値を更新した。金先物の大幅続落を嫌気した金鉱エンデバー・マイニング(-5.65%)とフレスニロ(-5.20%)も急落した。
独DAX40は大幅に続伸し、同668.44ポイント(3.14%)高の21961.97と2日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は34銘柄、下落は6銘柄であった。前日下落率トップのソフトウェアSAP(+10.62%)は1-3月期利益が市場予測を上回った。ドイツ銀行(+4.50%)、前日上昇率トップの医療機器ザルトリウス(+4.36%)、同下落率2位の航空機エアバス(+4.27%)、コメルツ銀行(+4.26%)、航空機エンジンMTUエアロエンジンズ(+3.90%)も急伸した。一方、前日下落率3位の防衛機器・自動車部品ラインメタル(-2.98%)は15日の最高値更新後に4日続落した。電力エーオン(-2.42%)と同RWE(-1.61%)も安い。
仏CAC40も大幅に続伸し、同155.89ポイント(2.13%)高の7482.36と3日以来の高値で引けた。40銘柄中、上昇は36銘柄、下落は4銘柄であった。第1四半期に6.9%の増収を達成したビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+12.02%)は2024年10月18日以来の水準に急騰した。半導体STマイクロエレクトロニクス(+5.95%)、鉄鋼アルセロールミタル(+5.34%)、前日下落率3位の硝子サンゴバン(+4.77%)、同トップの電機シュナイダー・エレクトリック(+4.68%)、航空機エアバス(+4.34%)も急伸した。一方、防衛・電子機器タレス(-0.83%)、通信オランジュ(-0.71%)、電気・ガスのエンジー(-0.66%)は軟調。
(経済指標) (発表値)
英4月製造業景気指数(速報値) 44.0(3月は44.9)
英4月サービス業景気指数(速報値) 48.9(3月は52.5)
独4月製造業景気指数(速報値) 48.0(3月は48.3)
独4月サービス業景気指数(速報値) 48.8(3月は50.9)
仏4月製造業景気指数(速報値) 48.2(3月は48.5)
仏4月サービス業景気指数(速報値) 46.8(3月は47.9)
ユーロ圏4月製造業景気指数(速報値) 48.7(3月は48.6)
ユーロ圏4月サービス業景気指数(速報値) 49.7(3月は51.0)
ユーロ圏2月貿易収支 +210億ユーロ(1月は+144億ユーロ)
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/23 17:22 欧州株式 <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
- <IGM>欧州株式寄り付き 英独仏いずれも続伸して始まる
23日の欧州株式市場寄り付きは、英独仏いずれも続伸して始まった。ベッセント米財務長官が米中貿易摩擦は緩和されるとの見通しを示し、トランプ米大統領も中国との交渉次第で対中国の関税は大幅に引き下げられる、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を求めるつもりはない、などと述べたことも伝えられ、米中貿易摩擦の激化と世界経済の悪化懸念が緩和し、米国売りの動きも後退した影響で、時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移すると共に、欧州株も買い先行となっている。
英FTSE100指数は取引開始から約1分後で1.13%高の8,422.42。現在は1.32%高の8,438.38近辺。指数構成全100銘柄中、79銘柄が値上がり、20銘柄が値下がり、1銘柄は変わらず。第1四半期売上の堅調な伸びと通期業績見通しの据え置きを発表した特殊化学のクローダ・インターナショナル(+9.44%)が買われており、鉱業のアングロ・アメリカン(+4.77%)やスタンダードチャータード銀行(+4.79%)なども高い。一方、金相場の反落で、金鉱のフレスニーヨ(-4.88%)やエンデバー・マイニング(-3.98%)は売られており、第1四半期売上が予想を下回ったトイレタリー用品等のレキット・ベンキーザー(-4.85%)も下げている。
独DAX40指数は前日比2.39%高の21,801.66で寄り付き、現在は2.46%高の21,816.35近辺。指数構成全40銘柄中、36銘柄が値上がり、4銘柄が値下がり。ソフトウェアのSAP(+9.34%)や航空機製造のエアバス(+4.06%)、化学品卸売のブレンタグ(+3.62%)などの上昇が目立つ。一方、防衛・自動車部品のラインメタル(-2.59%)や電力のエーオン(-1.22%)などは下げている。
仏CAC40指数は前日比1.06%高の7,403.93で寄り付き、現在は1.97%高の7,471.13近辺。指数構成全40銘柄中、37銘柄が値上がり、3銘柄が値下がり。第1四半期の堅調な業績でビジネスサポートサービスのユーロフィン・サイエンティフィック(+8.49%)が買われており、半導体のSTマイクロエレクトロニクス(+3.81%)やファッション・アパレルのLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(+3.63%)なども高い。一方、航空宇宙・防衛関連のタレス(-1.19%)や通信のオランジュ(-0.35%)などは下げている。
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
-
- 2025/4/23 08:01 欧州株式 <IGM>欧州株式 上昇 米中関係改善への期待感で米国株の反発につれ高
- <IGM>欧州株式 上昇 米中関係改善への期待感で米国株の反発につれ高
復活祭の4連休明けとなる22日の欧州株は上昇した。トランプ米政権の関税政策を巡る不透明感や米FRB議長の更迭に向けた動きなどで重いスタートとなったが、ベッセント米財務長官が米中は持続不可能な現状を改善するための合意は可能との見方を示し、米国株が反発した動きにつれ高となった。
英FTSE100は7日続伸し、前営業日の17日比52.94ポイント(0.64%)高の8328.60で引けた。7日続伸は8日間連続で上昇した2023年4月5-18日来最長。100銘柄中、上昇は64銘柄、下落は33銘柄、3銘柄は変わらずであった。流通バンズル(+3.58%)は業績見通しの下方修正で時価総額の4分の1を失った16日の暴落からの反発に転じた。データ・テクノロジーのエクスペリアン(+2.53%)、携帯電話ボーダフォン(+2.44%)も急伸した。前日上昇率2位の小売Jセインズベリー(+2.26%)は2億ポンドの自社株買いの計画を発表し、保険アヴィヴァ(+2.20%)、JDスポーツファッション(+2.13%)も大幅高。一方、ビジネスサポートDCC(-4.54%)はヘルスケア部門の売却が嫌気され、前日上昇率トップの害虫駆除レントキル・イニシャル(-2.06%)、同下落率3位の投資信託ポーラー・キャピタル・テクノロジー・トラスト(-1.66%)も下げた。
独DAX40は反発し、同87.67ポイント(0.41%)高の21293.53で引けた。40銘柄中、上昇は34銘柄、下落は6銘柄であった。医療機器ザルトリウス(+5.45%)が急反発に転じ、自動車株はフォルクスワーゲン(+3.19%)と前日上昇率3位のポルシェ・オートモービル・ホールディング(+2.96%)の堅調が目立った。オンライン衣料販売ザランド(+3.04%)、化学BASF(+2.84%)、スポーツ用品アディダス(+2.79%)も大幅高となった。一方、前日下落率3位のソフトウェアSAP(-3.32%)と同2位の航空機エアバス(-2.48%)、防衛機器・自動車部品ラインメタル(-2.60%)はいずれも大幅に続落した。
仏CAC40は3日ぶりに反発し、同40.61ポイント(0.56%)高の7326.47で引けた。40銘柄中、上昇は31銘柄、下落は7銘柄、2銘柄は変わらずであった。1-3月期売上高が市場予測を上回った化粧品ロレアル(+6.30%)、小売カルフール(+3.45%)、高級ブランドのケリング(+3.31%)、酒造ペルノ・リカール(+2.67%)、光学機器エシロールルックスオティカ(+2.39%)、銀行ソシエテ・ジェネラル(+2.28%)はいずれも急伸した。一方、電機シュナイダー・エレクトリック(-2.78%)は急落し、電気設備ルグラン(-1.64%)、硝子サンゴバン(-0.76%)も下げた。
(経済指標) (発表値)
なし
[インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス]
・NQN=日経QUICKニュース
・IGM=インフォーマ ファイナンシャル インテリジェンス
情報提供: 株式会社QUICK 本コンテンツに関する利用に関する注意事項・免責事項はこちらをご覧ください。